中国国家統計局「2023年に国民経済は回復し好調に向かった」

中国国家統計局は29日、「2023年国民経済社会発展統計公報」を発表しました。写真はハルビン太平国際空港。

中国国家統計局は29日、「2023年国民経済社会発展統計公報」を発表しました。2023年通年の国内総生産(GDP)は速報値で前年比5.2%増の126兆582億元(約2630兆円)でした。国家統計局は2023年の国民経済について「回復し好調に向かった」と評価しました。

うち第1次産業の付加価値額は前年比4.1%増の8兆9755億元(約187兆円)で、第2次産業では同4.7%増の48兆2589億元(約1000兆円)、第3次産業では同5.8%増の68兆8238億元(約1430兆円)でした。第1次産業の付加価値額がGDPに占める割合は7.1%で、第2次産業は38.3%、第3次産業は54.6%でした。最終消費支出はGDPの成長率を4.3ポイント、総資本形成はGDP成長率を1.5ポイントとそれぞれ押し上げ、物品およびサービスの純輸出はGDPを0.6ポイント押し下げました。

四半期別に見ると、第1四半期のGDPは前年同期比4.5%増、第2四半期は6.3%増、第3四半期は4.9%増、第4四半期は5.2%増でした。

2023年通年の1人当たりGDPは前年比5.4%増の8万9358元(約186万円)でした。国民総所得は前年比5.6%増の125兆1297億元(約2610兆円)、1人当たり労働生産性は前年比で5.7%上昇して16万1615元(約337万円)でした。(提供/CRI)

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