中学生集団避難3月終了へ 輪島に続き珠洲も

 石川県珠洲市の吉木充弘教育長は29日、能登半島地震で被災し、同市から金沢市に集団避難している中学生について、3月下旬までに避難を終わらせる方針を明らかにした。中学生約220人が集団避難した同県輪島市も、3月下旬までに避難を終わらせる方向で検討しており、全ての中学生の集団避難が3月で終了する見通しとなった。

 珠洲市教育委員会によると、3年生は3月10日までに、1、2年生は同21日までに市内へ戻る見込み。避難した102人のうち一部の生徒は既に市内に戻っている。同市では1月22日、全小中学校で通常授業が再開した。

 同県能登町も、金沢市に中学生が集団避難していたが、町教委によると既に終了した。

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