松下洸平に再びみんなが夢中になる予感 『最愛』新井順子Pとの再タッグは間違いない!

4月期のTBS金曜ドラマで松下洸平が大活躍を見せてくれそうだ。

川口春奈主演ドラマ『9ボーダー』(TBS系)に、松下洸平、井之脇海、木戸大聖が出演することが発表された。

本作は、19歳、29歳、39歳と、各年代のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、それぞれの年代特有の悩みにぶつかりながら仕事に恋に立ち向かう姿を描く完全オリジナルのヒューマンラブストーリーだ。ヒロインの大庭七苗を川口が、大庭家の長女・成澤六月を木南晴夏が、そして末っ子・大庭八海を畑芽育が演じる。

3姉妹の“3L”に大きく関わるキャストである松下、井之脇、木戸は、それぞれが初共演。松下は、とあるバルで働く “コウタロウ”と呼ばれる男を演じ、本作においての“キーマン”となる。井之脇は大庭家の長女・六月が所長を務める会計事務所にやってくる新人公認会計士・松嶋朔役、木戸は3姉妹の実家近くにある酒屋の息子・高木陽太役を演じる。それぞれが大庭家と縁のある重要な役どころであり、川口を筆頭に、木南や畑が演じる3姉妹とどう交流していくのかが見どころとなりそうだ。

『9ボーダー』のプロデューサーは、TBSドラマ『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』の新井順子。脚本は、『中学聖日記』『着飾る恋には理由があって』『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』の金子ありさが手がける。さらに、映画『おいしい家族』や『君が世界のはじまり』のほか、ドラマ『とりあえずカンパイしませんか?』(テレビ東京系)や『かしましめし』(テレビ東京系)などで監督を務めたふくだももこが演出を担当するなど、スタッフ陣も豪華であることから、ドラマ好きにはたまらない座組だ。

中でも新井プロデューサーと松下は、ギャラクシー賞など数々のドラマ関連の賞に輝いた『最愛』以来のタッグ。井之脇も金子脚本の『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』で好演を見せただけに、最高の化学反応が生まれる予感がする。ここに『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)で究極の年下男子・伴ちゃん(伴優弥)を演じた木戸が加わることで、魅力あふれる3人の存在に視聴者も大きく盛り上がるのではないか。

今回、松下が演じるコウタロウの人物像の詳細は、放送がスタートして初めて明かされるとのこと。いずれにしても、『最愛』の宮崎大輝を見ればわかる通り、松下の魅力を“十二分に理解する”新井プロデューサーのこと、コウタロウはいろいろな意味で魅力的な人物になるに違いない。

「物語を大きく動かしていく」存在だというが、はたしてそれはどのような意味なのか、そして井之脇や木戸が演じるキャラクターとの接点があるのかも気になるポイントだ。3人のキービジュアルには、前髪を下ろしたヘアスタイルで弾ける笑顔を見せる松下の姿が。過去の作品では、オンのときは前髪を上げているがオフでは前髪をおろすなどヘアスタイルでギャップを見せることもあった松下。さらに別の作品では数種類のメガネをさりげなく使い分けていたこともあった。ゆえに今回の松下がシチュエーションに合わせてどんな姿を見せてくれるのか、些細なところまで見逃さないように楽しみたい。

解禁になった情報はまだまだ一部だが、それでも今からワクワクが止まらない『9ボーダー』。新進気鋭の若手から、実力派の中堅までが肩を並べて見せる芝居と、名プロデューサー×名脚本家の作品となれば、期待せずにはいられない。春の金曜ドラマが世を席巻する勢いを今から感じる。
(文=Nana Numoto)

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