殷墟博物館新館オープン 甲骨など4千点近く展示

 河南省安陽市の殷墟博物館新館が26日、正式オープンした。3000年余り前の商王朝の文明を初めてパノラマ式に展示する国の大型テーマ博物館。新館は安陽市を流れる洹河の北岸に建設され、殷墟宮殿の祖先を祭る宗廟遺跡と川を隔てて向き合っている。展示ホールの面積が約2・2万平方メートルで、青銅器、陶器、玉器、甲骨などの文物が4000点近く展示されている。うち4分の3以上が初めて公開されたもの。考古学調査の一連の新たな成果が初めて展示されている。

 旧館は2005年に建設され、建築面積が1500平方メートルで、新たな調査の成果が増え、保護・展示のニーズに対応できなくなっていた。新館は2020年11月に着工した。〔安陽2月〈河南省〉26日発新華社=中国通信〕

© 株式会社中国通信社