米1月物価、2.4%上昇 2年11カ月ぶり低さ

 【ワシントン共同】米商務省が29日発表した1月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より2.4%上がり、伸び率は2021年2月以来、2年11カ月ぶりの低さとなった。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数上昇率は2.8%となり、2年10カ月ぶりの低さとなった。それぞれの上昇率は市場予想と一致した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は物価の目安としてPCE物価指数を重視しており、伸び率はFRB目標の2%を引き続き上回ったものの鈍化した。金融市場では、FRBが今年6月に政策金利の引き下げを始めるとの予想が目立っている。

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