リヴァプール勢の台頭がすごい!プレミアの歴史上「最もアシストが多いDF」ベスト5

1992年に創設されたイングランド・プレミアリーグ。それから32年が経ち、コンペティションはその間に世界最高の経済規模を持つものに急成長した。

今回はその32年の歴史で「最もアシスト数が多いディフェンダー」のランキングをご紹介する。

5位:イアン・ハート

クラブ:リーズ、サンダーランド、レディング

アシスト数:36回

強烈な左足のキックを持っていた90年代~2000年代を代表する名左サイドバック。ハリー・キューウェルやマーク・ヴィドゥカらとともに「ヤング・リーズ」の一員として大活躍を見せ、UEFAチャンピオンズリーグでも準決勝進出を成し遂げた。

左足でのフリーキックやコーナーキックは正確無比であり、プレミアリーグでは36アシストを記録。またペナルティキックも得意としていたため、ゴール数も数多い。

同率5位:アンディ・ヒンチクリフ

クラブ:エヴァートン、シェフィールド・ウェンズデイ

アシスト数:36回

プレミアリーグ創設前にマンチェスター・シティでプレーし、1992年にエヴァートンと契約。それから6年間に渡って所属し、後にシェフィールド・ウェンズデイに移籍して再びプレミアリーグを戦った。

イングランド代表でも7試合に出場した左サイドバックであり、素晴らしいクロスボールで多くのゴールを導いた。現在はメディアで活躍する解説者。

4位:グレアム・ル・ソー

クラブ:チェルシー、ブラックバーン、サウサンプトン

アシスト数:44回

チェルシーの歴史上屈指の名サイドバックと評価されているグレアム・ル・ソー。先祖にフランス人を持っているジャージー島出身の珍しい選手であり、1987年から所属したチェルシーで一時代を築いた。

サイドバックがそれほど攻撃的ではなかった時代の選手としてかなり驚異的な「44アシスト」という成績を残している。しかもキャリアの最初の4年はプレミアリーグ創設前だった。

3位:レイトン・ベインズ

クラブ:ウィガン・アスレティック、エヴァートン

アシスト数:53回

2022年12月までは「ディフェンダーによるアシスト最多記録」を保持していたレイトン・ベインズ。2020年にキャリアを終えるまでの13年間を過ごしたエヴァートンで、素晴らしいパフォーマンスを見せた。

守備と攻撃の両面で結果を残せる選手で、その素晴らしい左足からフリーキックとコーナーキックでアシストとゴールを量産。これだけの数字を残したことも不思議ではない。

1位:アンディ・ロバートソン

クラブ:リヴァプール、ハル・シティ

アシスト数:58回

レイトン・ベインズの記録を2022年末に破ったアンディ・ロバートソン。試合数はなんと189も少なかった。そして、それからも記録を伸ばし続けている。

現代のサイドバックはチームの攻撃力を支える存在であり、ロバートソンはさらに逆サイドを務める選手がかなりアグレッシブに上がるため、バランス感覚が重要になる。その中でこの数字を残しているのはまさに驚異的である。

同率1位:トレント・アレクサンダー=アーノルド

クラブ:リヴァプール

アシスト数:58回

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アンディ・ロバートソンよりも50試合ほど少ない状況でアシスト数記録に並んだトレント・アレクサンダー=アーノルド。ユルゲン・クロップ監督の下で重用されてきた生え抜きの攻撃的サイドバックは、まだ25歳という若さでこの高みに昇った。

そのアシストの大部分はオーバーラップからのクロスであるが、さらに見事なスルーパスによって導いたシュートも少なくない。最後方の司令塔として素晴らしい存在感を見せている。

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