ロシア独立系紙編集長に罰金 裁判所「軍の信用失墜」

 モスクワの裁判所は2月29日、ロシア独立系紙ノーバヤ・ガゼータのセルゲイ・ソコロフ編集長に対し、昨年12月に通信アプリに掲載した記事が軍の信用を失墜させたとして、罰金3万ルーブル(約5万円)を科した。姉妹メディア「ノーバヤ・ガゼータ欧州」が伝えた。

 ソコロフ氏は2月29日に治安当局に拘束され、裁判所に連行された。当局の調書の内容を否定したが、裁判所は調書に基づいて罰金を科した。弁護士は、ムラトフ前編集長を後日召喚して記事を精査するよう求めたが、裁判所はこれも却下した。(共同)

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