【セブン-イレブン】千葉県限定のコッペパンに目を疑う 千葉県以外で発売中の「コッペパン」とそっくりなので食べ比べてみた

毎週、新商品を発売しているコンビニエンスストア。業界最王手のセブン-イレブンでは、地域限定商品を発売することもしばしば。

そんなコンビニですが、1月の売上高(前年同月比)を見ると、日配食品は1.0%、加工食品は5.0%の伸びとなっています。(出典:一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計調査月報」)

セブン-イレブンは、2024年2月27日から千葉県限定で「千葉県産牛乳使用 ホイップのコッペ」(税込172円)を発売しています。

実は、この商品と似た「たっぷりホイップコッペ」(税込172円)が千葉県以外の地域で発売されたので、今回は2つのコッペパンを食べ比べてみます。

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【セブン-イレブン】価格とビジュアルが似ている2つのコッペパン

毎週のように新商品が発売されるコンビニ業界、筆者の楽しみは新商品情報を見ること。今週コンビニ関連の情報で一番驚いたことは、あまりにも似た商品が同じ日に発売されるという情報です。

価格もビジュアルも全く一緒の「たっぷりホイップコッペ」と、千葉県限定の「千葉県産牛乳使用 ホイップのコッペ」。商品情報を見てみると、栄養成分までほぼ一緒の数値なのです。

千葉県の店舗で購入した商品

大きな違いは、千葉県産の牛乳を使用しているという点。「牛乳の違いでそんなに味が変わるのか?」と感じた筆者は、千葉県と埼玉県の店舗に足を運び、2つの商品を購入しました。

【セブン-イレブン】千葉県限定品との違いを確かめる

セブン-イレブンで発売されている2つのコッペパン

自宅に戻ってから2つのコッペパンを並べて驚き…違うのは商品のラベルだけだと感じるレベル。仮にこの2つが陳列されていても、瞬時に見分ける自信はありません。

セブン-イレブンのコッペパンの重さを計測

大きな違いを発見しようと重さを測ってみても、「たっぷりホイップコッペ」106g、「千葉県産牛乳使用 ホイップのコッペ」105g。こちらもほぼ一緒の数値です。

価格、ビジュアル、栄養成分、重さが同じなので、もう食べてみるしかありません。ここにきて「味も一緒だったらどうしよう」という不安がよぎりますが…。

【セブン-イレブン】食べて分かった2つのコッペパンの違い

セブン-イレブンのコッペパン

まずは「たっぷりホイップコッペ」から一口…甘さの中に少し塩味を感じ、パンとホイップの相性も抜群。主役を張るホイップは、濃厚で少しかためといった感じがたまりません。

セブン-イレブンの千葉県限定コッペパン

2つの違いは、至近距離でも分からないのですが…一口食べて衝撃。これは全然違う商品と言えるでしょう。

「千葉県産牛乳使用 ホイップのコッペ」は、ふわふわ食感で甘さが少し強めなのにスッキリ。一言で表すと、後味の軽いスイーツといった感じです。

コッペパンのホイップ
コッペパンのホイップ

次はホイップのみで食べてみます。

やはり2つの違いは、ホイップのかたさと甘みの強さ。「千葉県産牛乳使用 ホイップのコッペ」の方がきめ細かく、ふわふわ食感なのです。どちらも味のクオリティが高いので、気になる方は購入してみてはいかがでしょうか。

2024年1月分のセブン-イレブン・ジャパンの月次情報と店舗数

2024年2月13日に株式会社セブン&アイ・ホールディングスが国内コンビニエンスストア事業の売上関連の数値を発表しています。

それによると、1月の既存店売上高は対前年同月比から横ばいとなりました。客数については1月は対前年同月比+0.1%増です。一方、客単価については対前年同月比で▲0.1%減となっています。

セブン-イレブンの国内の店舗数について、直近の推移は下記の通りです。

  • 2023年3月:2万1238
  • 2023年4月:2万1243
  • 2023年5月:2万1244
  • 2023年6月:2万1250
  • 2023年7月:2万1263
  • 2023年8月:2万1281
  • 2023年9月:2万1269
  • 2023年10月:2万1275
  • 2023年11月:2万1305
  • 2023年12月:2万1320
  • 2024年1月:2万1333

参考資料

  • 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計調査月報」(2024年1月度)
  • 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン「今週の新商品」
  • セブン&アイ・ホールディングス「月次営業情報」

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