JAにしうわ/みつる選果場(愛媛県八幡浜市)建て替え、24年度着工目指す

西宇和農業協同組合(JAにしうわ)は、建物や選果機が耐用年数を迎え、老朽化が進むみつる選果場(愛媛県八幡浜市保内町須川32の1)を建て替える。新施設の規模はS造2階一部3階建て延べ約2万平方メートルを想定。近隣の伊方選果場(同伊方町湊浦739の1)と統合した広域選果場となる。5月に既存施設の解体に入る。跡地に2025年度にかけて新施設を建設し、26年秋の供用開始を目指す。設計は西日本広域施設農住事業所が担当。
みつる選果場の取扱量は管内最多で出荷期間も長く、従業員の確保や荷造り経費の上昇が課題となっている。一方で、今後の生産者や生産量の減少が見込まれる。このため、みつる、伊方両共選事務所を合併しスケールメリットを生かした生産基盤の強化につなげる。新しい選果場には最新鋭の選果機プラントを導入する。
八幡浜市は、24年度当初予算案にJAにしうわ広域選果場新築支援事業費17億2361万6000円を盛り込んだ。広域選果場の新築を支援し、産地競争力や経営力の強化を総合的に推進する。

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