「危機管理を最優先」川勝知事 能登半島地震初動対応は適切と強調 自民会派「県民の感覚とかけ離れ 知事失格」と批判=静岡県議会

静岡県議会は2月29日、質問戦の3日目を迎えました。最大会派の自民改革会議は引き続き、能登半島地震の対応をめぐり、川勝平太知事の政治姿勢を強く問いただしました。

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県議会2月定例会の質問戦の3日目となる29日、最大会派の自民改革会議の小沼秀朗県議が川勝知事の能登半島地震の初動対応などをめぐり、「知事の判断は県民や国民の感覚とかけ離れている。知事失格である言わざるを得ない」などと、批判しました。

川勝知事は1月1日の能登半島地震発生時は、長野県軽井沢に滞在中で、4日に被災地支援についての中部地域のオンライン会議を欠席し、静岡新聞社・静岡放送主催の新年のつどいに出席。オンライン会議には、代理の危機管理監が出席し、静岡県以外は知事や市長が参加していました。

一方、川勝知事は、小沼県議への答弁で「災害対策本部運営の要領に基づき、即座に情報収集体制を敷いた。危機管理部などの職員が情報収集活動を行っていて、初動体制としては適切であったと考える」と述べ、「危機管理を最優先している」と強調しました。

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