報道とは別に、松本の“芸”を心待ちにするファンは多い（写真・時事通信）
性加害報道により、活動を休止しているダウンタウン・松本人志が、2月28日に放送された『水曜日のダウンタウン（水ダウ）』（TBS系）に、過去のVTRで出演した。
この日の放送では、「パネラーの説検証SP 第4弾」と題して、収録されたものの一度もオンエアされていない、オープニングトークでスタジオゲストが提唱した説を検証。スタジオには浜田雅功と麒麟の川島明が登場し、番組を進行した。
前日の27日、番組の公式Xが放送内容を告知。予告動画に松本の姿は含まれていなかったが、過去の映像のため登場する可能性があることから、注目が集まっていた。VTRが始まると、オアシズの大久保佳代子が提案した「うんち踏んでても意外とほかのことできる説」が紹介され、トークを展開する松本の姿が映し出された。
その後も、スタジオゲストのトークに合いの手を入れる松本が頻繁に登場。SNS上では、松本のVTR出演を歓迎するファンからの声が多数寄せられている。
《松本人志をわざと出してる説》
《「パネラー説」の真の狙いは、 実際に検証してみたいからではなく、過去映像であっても地上波に松ちゃんを復活させたい、水ダウスタッフの想い説》
《松ちゃん、出演していない事の方がやっぱり違和感説！ 松ちゃん、もうテレビ出ちゃっていいじゃん説！ 立証！！！》
テレビ局関係者によると、松本のVTR出演は意図的なものだという。
「プロデューサーの藤井健太郎さんからの提案で、松本さんが話している部分を、戦略的に使っているようです。松本さんの映像は豊富にストックされており、カムバックを待つ間、過去映像には困りませんね」
放送終了後、《松ちゃん》がXのトレンド入り。視聴者からは、藤井氏の手腕を賞賛するコメントが書き込まれた。
《藤井健太郎って天才だな こんな松本の出し方あるなんて》
《やっぱり松ちゃん最高！ ダウンタウンのやり取り最高！ 藤井さんはやっぱり愛があるなぁ》
《過去の映像なら松本人志を出せる説 松本人志を忘れさせないために頑張る藤井健太郎説》
松本は、1月24日の放送を最後に『水ダウ』への出演を見合わせている。東野幸治や、おぎやはぎの矢作兼らが代理を務めたものの、番組の雰囲気が変わってしまったことは否めない。
「たしかに『水ダウ』は、松本さんがいなくても成立する番組です。しかし、検証映像が終わってからスタジオに戻ったときのコメントに、締まりがなくなったのは事実。松本さんの受けコメントがあると、引き締まる部分がありました。突然、番組の柱がいなくなってしまい、制作側としてもやるせない状態。松本さんへの想いが詰まった放送回でした。
現在の活動を休止しているとはいえ、事務所の許可があれば、過去の映像を使用するのは問題ありませんからね」（同前）
藤井氏と松本の関係はというと、
「藤井さんはそもそもダウンタウンのファン。影響を受けたテレビ番組として『ダウンタウンのごっつええ感じ』（フジテレビ系）をあげており、松本さんとは2005年から2013年まで放送されていた『リンカーン』（TBS系）からのつき合いです」（同前）
松本に対する思いは人一倍強いのだろう。もし松本が復帰するとすれば、『水ダウ』をその舞台とすることを狙っているのかもしれない。
