人種差別事件から1年を経て再戦 バレンシアのガヤはファンを擁護「我々のファンは常に模範的だ」

写真:昨シーズン、バレンシアとの対戦で人種差別の被害を受けたヴィニシウス・ジュニオール ©Getty Images

昨シーズン、バレンシア vsレアル・マドリードの一戦で起きたヴィニシウス・ジュニオールへの人種差別事件。約1年の時を経て、週末のリーグ戦で両チームがメスタージャで再戦する。

バレンシアでキャプテンを務めるスペイン代表ホセ・ルイス・ガヤは『Movister+』のインタビューでファンについて言及している。

「メスタージャのファンは常に対戦相手をリスペクトしてきた。どんな時でもだ。ごく一部の、3、4人の少数のファンによるものであり、クラブは当該サポーターをルールに則り生涯入場禁止にせざるを得なかった。我々のファンは不当に扱われた。今年で10シーズン目になるが、少なくとも私がこのクラブに来てからファンは全てにおいて模範的だった。土曜日でのゲームでもそうあるはずだ」
 
ガヤはバレンシアのファンへリスペクトを求めると共に、ファンは常に模範的な行いをしてきたことを強調している。

なおこの試合、バレンシアは2025年にNetflixでの独占配信が決定しているヴィニシウスのドキュメンタリー番組のカメラを入場禁止しており、キックオフ前から不穏な空気が漂っている。

試合当日はヴィニシウスへのけたたましいブーイングがスタジアム中を包むことが予想されるが、何事もなく試合が進むことを願いたい。

 

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