新浜レオン、木梨憲武との出会いはドラマ初出演がきっかけ「5年の中で…積み重ねがつながった」

所ジョージ、木梨憲武、ヒロミ、歌謡歌手の新浜レオンが2月6日(火)日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)の『boom boom!』コーナー特別編に初の生出演。新浜は木梨憲武プロデュース・所ジョージ作詞作曲の最新曲『全てあげよう』をテレビ初生歌披露。entaxでは出演直後インタビューを行った。

◆夢のコラボレーションがついに完成

以前も『DayDay.』に出演したことがある所ジョージと木梨憲武がスタジオに登場。火曜メンバーのヒロミも加わり、木梨が「ヒロミにどうしても2曲歌いたいってお願いしたんで。我々の仲間、若手20代をご紹介します」と歌謡歌手の新浜も登場。スパンコールのきらびやかな衣装と爽やかさに、MCの南海キャンディーズ・山里亮太は思わず「圧倒的なプリンス感!」と驚きながら迎えた。

(左から)所ジョージ、木梨憲武(新浜レオンのコーラスに参加するためドレッドヘア姿)、新浜レオン

今回、新浜が“所・木梨・ヒロミ”の3人に加わったのは「(新浜)レオンくんは演歌だけではなく、歌謡曲、ポップス、どこまでもいくって言うんで、所さん陣営に入らせていただきました」と新浜の新曲『全てあげよう』をプロデュースしている木梨が紹介。この曲は、新浜が木梨のラジオ番組『土曜朝6時 木梨の会。』、バラエティ番組『木梨の貝。』に出演したことがきっかけで生まれた木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞・作曲という夢のコラボレーション。エネルギッシュでセクシーで、「帰ってきたスター系歌謡ロック」(木梨憲武命名)な一曲となっている。

新浜についてヒロミは「歌が好きだしうまいし、所さんが楽曲を山ほど作った」とエピソードを話すと、「(レオンと)まだ会ってから1か月ちょっとだよね」と所から意外な発言が。新浜は「そうですね。でも10曲くらいレコーディングしまして」と驚異の楽曲制作のスピード感にスタジオから「えー!」と驚きの声が上がった。所は「もうアルバム出せる」と笑うと、木梨は「レオンの運転手になって送り迎えやってるから(笑)」と出会って間もない中、すでに親しい関係だと明かした。

木梨憲武、新浜レオン

木梨は「この年齢なのに、西城秀樹さん、野口五郎さん、郷ひろみさんが大好きで。“あっちの音楽いきたい!”って言い張ったんです。(そのジャンルで)所さんに発注して本当にかっこいい曲ができた」とプロデューサーとして新浜をアピール。

山里が「今言ったスーパースターのテイストを入れて所さんが作ったんですか?」と質問。所は「レオンに作ったのにどうしてもこの男(木梨)が間に入って自分が1回歌うの。この曲はレオンにあげないとかジャッジするんですよ」とレコーディングの裏エピソードが。木梨は「この歌レオンに取られてすっごい実は悔しいんですよ」と新浜のために作られた曲を自分のものにしようとしたと明かし、「いやいやいや(笑)」と新浜は苦笑い。

(左から)所ジョージ、木梨憲武、新浜レオン、ヒロミ

さらに「所さんが作った曲をBメロが納得いかないって勝手に変えてるからね」と木梨からの衝撃発言に笑いが起こった。所は「しかも、俺がスタジオにいない間に隙を見てみんなでやっちゃってるのよ(笑)」と裏話をこぼすと、「いやいやそうじゃないと…」と弁解しようとする木梨にヒロミが「今日は時間がそんなにないみたいだから」と盛り上がっている話をさえぎり、スタジオは笑いに包まれた。

◆所ジョージ作詞・作曲 最新曲『全てあげよう』生歌披露

新浜と、コーラスで参加する木梨、ギターを担当する所が急いで歌唱スタンバイへ。新浜が後ろを向き、2人に深くお辞儀をする姿が印象的で、律儀な性格が表れていた。木梨が「レオン、気合い入れてけよ」と声をかけ、「わかりました!…よしっ」と新浜のスイッチが入ったところで、『全てあげよう』をテレビ初生歌披露した。

生披露を終えると、パワフルで伸びのある歌声やキレのある振り付け、熱い恋の歌詞、さらに西城秀樹を感じされる新浜のパフォーマンスにスタジオは拍手に包まれた。木梨は「入ってたでしょ(西城)秀樹が!」とアピールすると、山里は「めちゃくちゃかっこいい!スーパースターだった!」と称賛。新浜は「ありがとうございました!最高でした!」と笑顔を見せた。

出演前に振り付けを練習していた新浜に「もっと(腕は)こうなんだよ」と教えていた木梨。「秀樹だったら1回小さくなって1回下がる。本当はこう行って欲しい、“君だけに”」とサビを歌いながら膝で床をすべり、木梨が思い描く振り付けを披露。

木梨考案の振り付けを披露

「膝だったんですね!」と笑いつつ悔しがる新浜に、木梨は「“君だけに”の最後の繰り返しそっちだろ!」とプロデューサー目線でダメ出し。「すみません、もう1回だけ歌わせてもらえませんか?」と願う木梨に「今日はそんなに時間がないんです」とヒロミが突っ込み、スタジオは再び笑いに包まれた。

◆番組出演直後、entaxでは新浜レオンに独占インタビュー

新浜レオン

――初出演となった『DayDay.』はいかがでしたか?

日頃、時間があればいつも見ている番組なので、そのスタジオにいるって思って行くのと同時に、スタジオのスタンバイのところから、所さんと木梨さんがいるという…。本当に夢なのか、現実なのか、ちょっと分からないまま本番を迎えたというか。でも、やっぱり歌唱の曲が鳴ると、その緊張感とかで、夢みたいな時間が一気に現実になりました。もうただただ「歌を歌えてる!」って、「この大好きな番組で歌えてる!」っていう気持ちでしかなかったです。

――木梨憲武さんが振り付けを考えたとのことでしたがどのような構成でしたか?

正直…具体的なことはなくて(笑)レコーディングもそうだったんですけど、「じゃあレオン君感じ出して」みたいな。具体的なアドバイスはなくて、“感じ出すって何だろうな?”と思いながら。毎回テストされているような感覚でした。だから自分の案をまずは持っていって、そこから「もうちょっと手の位置は下にしようか」とかが生まれてきました。何よりも僕は西城秀樹さんが好きなので、秀樹さんの思いを自分なりに考えたものを見ていただいて、細かいところを最後詰めてもらって。「秀樹さんは当時からお客さんの目の前まで行って、これでもかってぐらい指差しの一つとかをするから、そういうのを気持ちとして持ってやりなさい」というのが一番のアドバイスです。

――番組で木梨さんが膝から滑る振りをしていましたが、イベントでは披露されましたか?

床がザラザラしてて…きれいにすべれないから(笑)これはゆくゆく…期待していただいて(笑)

新浜レオン

――『いちにちごとに』ではコーラスで参加されていましたね。

事前に決まっていたわけではなくて、「当日までわかりません」って言われてたんです。『全てあげよう』は歌わせてもらえると聞いていて。もう1曲は「もしかしたらコーラスかも」って周りの人から言われたけど“もしかしたら”でしか話が来ないので…。とりあえず全力で覚えてどんなことがあっても対応できるようにしました。当日、木梨さんの後ろで「レオン声入れてよ」って言ってくださって。手拍子とかもあって、何なら『全てあげよう』よりもコーラスの振りの方が、当日ちゃんと練習して、その辺のご指導はめちゃくちゃ入りました(笑)

――“プロデューサー木梨憲武”からもらったアドバイスは?

芸能界でやっていく中で一番大切なことを教えてもらったと思います。音楽としては「ここはこうしなさい」ってあまり直接具体的なことは言っていただけないんですけど、木梨さんの立ち振る舞い方というか。カメラが回ってても回ってなくても、常にスタッフさんを笑顔にするとか。あとは、所さんをいじったりされるけど、やっぱり所さんをどこまでもリスペクトされて、所さんが「憲ちゃん先に帰ってて」と言ってても、木梨さんはエレベーターのドアを開けたまま所さんが帰るのをちゃんと見送る。そういうリスペクトとか、先輩をすごく大切にされていらっしゃるので、そういう気持ちがあるからこそ、みんなで心から笑える状況が作れるんだろうなと。全ての時間が僕にとっては勉強で、光栄な時間ですね。

――木梨さんとの初めての出会いは?

『土曜朝6時 木梨の会。』というラジオ番組です。木梨さんに呼んでいただいたわけではなくて、実は日曜劇場の『下剋上球児』の関係者の方からラジオのブッキングをしていただいたんです。さかのぼると、『下剋上球児』に出たからこそ、『木梨の会。』に飛び込むことができたんです。そのご縁から、木梨さんと初めてお会いして、出演した演歌歌謡の歌番組を木梨さんが観ていて、自分の存在を知ってくださっていて、事前に秀樹さんをリスペクトしてるっていう情報も知っていただいていて始まったことなので。やってきたことが全てにおいてこうつながって、ご縁をいただいたなって。一見、『木梨の会。』に初めて出て、そこでつながったと思われるかもしれないですけど、この5年の中でコツコツと色々と…積み重ねがつながったのかなとは思います。

――所さんからのアドバイスは?

レコーディングではあまりアドバイスはなかったので、逆に僕から「この詞の部分はどういうテンションがいいですか?」とか積極的に聞いて。所さんは「こう思うよ」と教えてださるけど、最後は「歌うのはレオン君だから、好きにやっていいよ」って言ってくださいました。

――そんな大ベテランの所さん、木梨さんと夢のコラボレーションとなりました。

(左から)所ジョージ、新浜レオン、木梨憲武

もう…タイミングも含めて奇跡でしかないと思っています。昨年は目標にしていた『NHK紅白歌合戦』に出ることができず、もうとにかく出るんだって思って1年走ってきたので悔しい気持ちで。でも下を向いている時間はないし、来年この悔しさをどう生かして新浜レオンを作っていけばいいのかなと、ずっとスタッフの皆さんと会議している中で、急に12月にラジオが決まって木梨さんとお会いして、2日後に曲ができて、1週間後にはレコーディング。もう1月になる頃にはほぼ完成してる状況ができて。昨年の悔しい思いがつないでくれたんじゃないかと。一つ大きな形となって、奇跡が起きた。あの悔しさで今があるんだなと。ただ、こんなご縁をいただいたので…これで売れなかったら、もう…新浜レオンは…切腹!という勢いでやらなきゃいけないし、所さんと木梨さんに恩返しをしたい。年末の紅白を報告することが一番の恩返しだと思うので、今年はそれを達成するだけです。

――『全てあげよう』のコンサートでの披露楽しみにしています。

最初の“この命燃やそう 君だけにあげよう”を全力で歌うのがこの曲のキーワードです。木梨さんが手拍子とレオンコールを考えてくださったので。笛って言ってましたけど会場全体でピーピー鳴らしたらすごいことになりますよね(笑)カーニバルですね(笑)演歌歌謡のジャンルだけど、その扉を1個越えたいと思ってデビューしたので、さまざまな世代、垣根を全部突破する1年にしたいなと思っています。

【新浜レオン(27)】
2019年5月にメジャーデビューを果たし、同年12月には『第61回 日本レコード大賞 新人賞』を受賞。レオン語を駆使した軽快なトークで、バラエティ番組にも出演。昨年待望の俳優デビューを飾った。 アニメ『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』オープニング主題歌の『捕まえて、今夜。』は、印象的なサビの”窓拭きダンス”がバズり、TikTokの総再生数は1億回を突破するなど、あらゆる展開が全世代に向けて話題をさらいつつある。

【リリース情報】
最新曲『全てあげよう』好評配信中/3月27日にCDリリース

写真:©entax

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