OP戦、練習試合で結果を残す巨人・オコエ瑠偉 一軍定着のカギは安定感

巨人のオコエ瑠偉は、熾烈な外野手争いに食い込めるか注目だ。

長野久義、丸佳浩、梶谷隆幸といったベテラン、松原聖弥、重信慎之介の中堅組、秋広優人、浅野翔吾、萩尾匡也、岡田悠希ら若手組、新人の佐々木俊輔、新外国人選手としてオドーアが加わり、外野の競争はさらに熾烈になった。

そんな中で、22年に行われた現役ドラフトで巨人に加入したオコエは、1年目の昨季は41試合に出場して、打率.235、2本塁打、6打点、1盗塁だった。

昨年は開幕一軍を掴み、4月4日のDeNA戦で移籍後初安打を放つと、4月8日の広島戦から4月11日の阪神戦にかけて3試合連続マルチ安打、4月13日の阪神戦後に打率.387となったが、4月下旬に入ってから打撃が下降し、4月終了時点の打率が.256。5月8日に一軍登録を抹消され、その後は一軍に上がったが開幕直後のような打撃を披露することができなかった。

競争を勝ち抜くためには、“継続”してアピールできるかがカギとなる。2月23日に行われた阪神とのオープン戦、7回の第4打席に湯浅京己のストレートをレフト前に弾き返しオープン戦初安打を放つと、続く24日の広島戦でも1安打、25日のヤクルト戦は無安打も送りバントを決めて走者を進め、得点につなげた。

27日の日本ハムとの練習試合では、金村尚真から左中間スタンドに2ランを放つなど2安打とアピール。ここまでは一軍の練習試合、オープン戦でしっかりと結果を残している。

巨人の外野手はライバルが多い。その中で自身の武器をしっかりと出し、競争を勝ち抜いていきたい。

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