韓国保健福祉相「研修医復帰の期限到来、復帰しない場合は原則対応...今回は救済しない」

韓国のチョ・ギュホン(曺圭鴻)保健福祉相は2月29日午後、専攻医(研修医)復帰の期限が迫る中、「今回は救済しない」と強調した。

曺氏はこの日、テレビ局「チャンネルA」のニュースに出演し、「以前にも(医師の団体行動に対して)救済してあげたではないか」という司会者の質問にこのように答えた。曺氏は「以前にも救済したことがあるが、それによって医療改革が遅れたと思う。今回はそのような(救済)計画はない」と答えた。

この発言は、不利益の免除を条件として政府が提示した復帰期限である同日午後まで復帰の動きが少ないため、復帰しない場合は行政処分と司法手続きを原則的に適用する方針を再確認したものとされている。

曺氏は「午後になって少しずつ増えているものの、まだ本格的な復帰は行われていない。復帰しなかった専攻医に対しては、行政措置や告発することになるだろう。司法当局では刑事処罰を検討している」と述べた。また、「行政・司法的措置は国民の生命と健康のために義務的に課されたものだ。もう一度言うが、今日までに復帰すれば責任を問わない」と付け加えた。

曺氏は、現在の状況で医療の空白をどれだけ耐えられるかという質問に対して、「(専攻医が去ってから)10日が過ぎた。政府は緊急診療対策と補完対策を滞りなく進めながら、専攻医が戻ってくるように説得する」と述べた。

一方、曺氏は同日午前、SBSラジオの「キム・テヒョンの政治ショー」にも出演し、「政府が原則通りに対応したため、求心点もなくなり専攻医が復帰をためらっているようだ」とし、早期復帰を求めた。医学部の増員規模「2千人」をめぐっては、「規模を減らしたり、段階的に増やすと必需医療の拡充がそれだけ遅れるので、(医療界と)協議することになれば、2千人増員の必要性を改めて説明する」と述べた。

© エイアイエスイー株式会社