周辺住民が待望 「晴海フラッグ」に初の大型商業施設 東京五輪・パラのレガシーも

選手村跡地の再開発が進むエリア「晴海フラッグ」に、初の大型商業施設がオープンします。日常生活に必要なテナントのほか保育園も入るなど、周辺に住む人が待ち望んだ施設となっているようです。

記者:「東京大会の選手村だったここ晴海フラッグに、新たな商業施設がオープンします」

3月1日にオープンする「ららテラス HARUMI FLAG」は、スーパーやドラッグストアなど生活必需品を購入できる店のほか、都内初出店となるハンバーグチェーンなど飲食店も7店舗出店し、晴海エリアに住む人の暮らしを支える施設となっています。

晴海フラッグの住人:「今までは(買い物する)お店が無かったでしょ。別の商業施設まで行くの大変だから、ここは近いし良かった」「湾岸エリアは家族世帯も多いと思う。その母親などの助けになるのではと感じた」

さらに…

晴海フラッグの住人:「(Q:保育園も入るそうですが)ここの保育園に通います。受かりました。見学行ったんですけど、すごく綺麗で大きくて良かった」

施設内には、一帯に住む子育て世帯が待ち望む認可保育園も設置され、来年度から開園する予定です。

一方で、現在の晴海フラッグは最寄り駅まで徒歩15分を超えるなど、交通アクセスの悪さが指摘されていますが…

記者:「施設の目の前には今月開通したBRTのターミナルがあり、交通アクセスも良好です」

2月1日に新橋駅と繋がったバス高速輸送システム=東京BRTのターミナルが施設の前にあり、交通の利便性も向上しています。また、施設の誕生に喜ぶのは周辺住民以外にも…

選手村ボランティアに従事した女性:「私は東京五輪の2カ月間、選手村で(ボランティアに)従事していた。特にこの場所は私たちボランティアが食事や休憩をする場所だった。どんな風に変わって新しくリニューアルしたのかどうしても見たくて来た」

東京オリンピック・パラリンピックの選手村だった晴海フラッグは、大会レガシーの発信拠点としての役割も期待されていて、この施設でも、当時の写真や大会のトーチが飾られた飲食店が営業するなど、発信に活用されています。

ららテラス HARUMI FLAGは3月1日午前10時にオープンです。

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