内野の競争を熱くする!DeNA・西巻賢二、バットで存在感

DeNAの西巻賢二がいい味を出している。

今季プロ7年目を迎える24歳だが、楽天、ロッテ、このDeNAが3球団目だ。昨季育成選手としてDeNAに入団すると、4月に支配下選手登録となり、移籍1年目の昨季は一軍に7試合に出場した。

移籍2年目の今季は春季キャンプをA班でスタートを切ると、10日の紅白戦で3安打を放ち、対外試合でも少ないチャンスでアピールしている。2月12日の中日との練習試合では三塁の守備から途中出場し、1打席目に内野安打を放てば、15日日本ハムとの練習試合でも一塁の守備から途中出場し1打席目にレフト前に適時打。

18日の古巣・ロッテとの練習試合では代走から途中出場し、2打席連続四球を選び、守っても8回に藤原恭大の一塁線の打球をダイビングキャッチする好捕を見せた。『9番・一塁』でスタメン出場した21日の広島との練習試合では1打席目にライト前に運び、5回の第2打席は四球を選び二塁盗塁を決めた。

オープン戦が始まってからも25日の楽天戦に『9番・三塁』で出場し、1打席目にレフト前安打、2打席目に犠飛、3打席目にライト前安打と2打数2安打1打点だ。

西巻はロッテ時代から右方向への打撃と粘りのある打撃、走っても“1つ先の塁を狙う”走塁を何度も見せてきた。ロッテでは一軍での出番は恵まれなかったが、一軍で活躍するための準備をしっかりとしていた。

DeNA移籍2年目となる今季、打撃で結果を残せれば、足も使え、内野も全ポジションでき、一軍で常時プレーというのも見えてくる。まずは開幕一軍。そのためにも引き続き攻走守に存在感を示していきたい。

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