広瀬めぐみ議員 自民党に大逆風タイミングでの不倫報道に「救いようが無い」と呆れ声

(写真:時事通信)

《岩手で私を支えて下さっている方々の信頼を損ない、ご迷惑をおかけしてしまったこと、家族の信頼を裏切り辛い思いをさせてしまったことを心から謝罪申し上げます》

2月29日に更新した公式サイトとSNSで、こう謝罪したのは自民党の広瀬めぐみ参院議員(57)。前日28日に「デイリー新潮」で、著名サックス奏者のアンディ・ウルフ氏(56)との不倫が報じられていた。

記事によれば、不倫が目撃されたのは昨年10月30日。2人は東京・渋谷にあるレストランで食事を終えると、広瀬氏の赤いベンツで新宿・歌舞伎町のホテルへ。一泊した翌朝、広瀬氏はその足で国会に向かったという。2人が手をつないで歩く写真も掲載され、広瀬氏は「週刊新潮」の直撃に「もう撮られてるんだから」とウルフ氏とホテルに入ったことを認めていた。

’22年7月の参院選岩手選挙区で、初当選した広瀬氏。弁護士から政治家に転身した経歴の持ち主で、プライベートでは夫と子供2人がいる。公式サイトには家族との写真も公開しているが……。

「広瀬氏の当選によって、自民党は岩手選挙区で30年ぶりの議席奪還となりました。立憲民主党の現職を打ち破った“期待の新人”でしたが、昨年7月下旬に参加した自民党女性局のフランス視察旅行が大炎上。松川るい参院議員(53)はエッフェル塔前で撮影した記念写真をSNSに投稿し、相次ぐ批判を受けて局長を辞任。広瀬さんもフランス料理やスイーツの写真を投稿し、国民から“浮かれている”といった声が相次ぐ事態に。松川さん、今井絵理子さん(40)とともに、女性局の役員から外れました」(政治部記者)

フランス視察旅行で不名誉な目立ち方をしてしまった広瀬氏だが、不倫が報じられたタイミングも悪かったようだ。

広瀬氏が不倫騒動を謝罪した同日は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐる問題で衆議院政治倫理審査会(政倫審)が開かれた。当初は28日、29日での開催が予定されていたが、“全面公開”を求める野党と“公開の制限”を求める自民党の間で調整がつかず見送りに。

迷走した政倫審の開催は、29日に岸田文雄首相(66)が現職首相として初めて出席し、全面公開となった。岸田首相は「国民の皆さまに大きな疑念を招き、政治不信を引き起こしていることに対して、総裁として心からおわび申し上げる」と陳謝し、「説明責任を果たすことが重要だ」と強調。3月1日にも政倫審は開かれ、その行方に注目が集まっている。

実際に不倫が目撃されたのは少し前だが、“政治とカネ”をめぐって国民から厳しい視線が注がれるなか、自身の醜聞が世間を騒がせた広瀬氏。自民党が窮地に陥っているなかでの“能天気”な行動に、ネットやSNSでは呆れ声が上がっている。

《政倫審出たら》
《大事な時期にこんな緊張感のない行動をとる人に国会議員は務まらないと思います。どうぞお辞めになって、自由を謳歌してください》
《裏金問題で政倫審の対応をしている最中で、不倫記事出ちゃったの? もう救いようが無いな。岸田さんどうするの?》
《今、自民党が、日本の政治家が国民からどう思われているか、全く理解していない公人としてあるまじき行動でしたね》

広瀬氏は公式サイトで座右の銘に、「何とかなる」「人生は誰にとっても一度きり」を掲げているが――。

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