長さ1メートルのヒョウタンの実生かし作品制作 京都・南丹で展示会

ヒョウタンの形を生かして装飾した多彩な作品(南丹市園部町・アスエルそのべ)

 愛好家たちが育てて多彩に装飾したヒョウタンの展示会が、京都府南丹市園部町のアスエルそのべで開かれている。最大で長さ1メートルに及ぶ実を生かし、独特の形を動物に見立てるなど自由な発想の光る約130点がそろう。

 ヒョウタンを通じた地域おこしを続けている「南丹・瓢丹(ひょうたん)・愛丹会」が催している。

 球形に育つ品種をくびれた実の上に接着した作品は、オットセイが鼻でボールを操る芸をする様子を表現した。最大径50センチの量感豊かな太長ヒョウタンは木から落ちないように、下部に支えを置きながら栽培したという。

 語呂合わせから3個を輪につなぎ「三瓢子(さんびょうし)そろう」、6個で「六瓢(むびょう)息災」と開運の願いを込めた作品もある。

 中川圭一会長(81)は「品種ごとに形が違い、奥が深い。加工を楽しむ人の輪を広げていきたい」と話した。

 無料。3月5日まで。会場では工作や栽培用に、乾燥させた実や種も配布している。

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