【鹿沼】1日の卒業式を前に、鹿沼南高環境緑地科草花専攻の1、2年生20人が29日、卒業生122人が式典で胸に着ける生花のコサージュ作りを行った。
生徒は市内の生産者から購入したシンビジウムの茎に保水用のティッシュとテープを巻いて加工。扇状に広げたピンク色のチュールの中心に花を据え、銀色のリボンで結んだ。完成したコサージュは劣化を防ぐため、ビニール袋に入れて空気を加え、冷蔵庫で保管された。
生徒は約2時間をかけ、予備も含めて約150個を作り上げた。1年の篠原陸斗(しのはらりくと)君(16)は「細かい作業が多くて神経を使ったが、お世話になった先輩に感謝の気持ちを込めて作った」と充実感を漂わせた。