ラッピングEVバス、宇都宮で初走行 きょうから、エコ通勤PR第2弾

企業名が掲載されたEVラッピングバス

 【宇都宮】「エコ通勤」に取り組む企業を紹介する「エコ通勤ラッピングバス」の第2弾車両が1日、市内で走り始める。今回は初めて電気自動車(EV)バスを活用し、従業員の多くが公共交通や自転車などで通勤する企業のロゴで車体を彩った。

 市は主に市内企業を対象に、通勤手段をマイカーから環境に優しい公共交通などに切り替えてもらおうと県や足利銀行、関東自動車と連携し、エコ通勤の普及事業に取り組んでいる。国土交通省が推進する「エコ通勤優良事業所認証」を取得すると、市の事業費で行うラッピングバスに社名を掲載できるなどの特典が得られる。

 第2弾は、関東自動車が保有するEVバスのうち2台をラッピング。「私たちはエコ通勤でSDGsに貢献しています」のフレーズと共に、本年度認証予定の18社のうち、飲食店や建築会社、歯科クリニックや通信制高校など希望する17社のロゴを掲載した。

 29日に宇都宮城址公園で公開され、参加企業のANEW(今泉新町)の斎藤恵介(さいとうけいすけ)専務(34)は「自転車通勤にしたら、渋滞せず15分短縮した。自社だけではラッピングバスを出せないのでありがたい」と話した。バスは8月ごろまで、主に市中心部の路線で走る予定。

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