きょう1日(金)の午後は冬型の気圧配置で、次第に強い寒気が流れ込んでくる。太平洋側では日中、気温の上がる所でも、あす2日(土)にかけて北よりの風が強まりそうだ。日本海側の雪や雨は一旦、小康状態になるものの、今夜から再び降雪が強まる見通し。あすは日本海側で広く雪となり、北陸や北日本では山沿いを中心に大雪となりそうだ。

太平洋側は天気回復　気温上がる所も風は冷たく

　けさは低気圧や前線の影響で東日本から東北を中心に広く雨や雪となったが、すでに太平洋側の雨雲はだいぶ抜けてきている。午後は太平洋側では関東から西を中心に晴れ間のでる所が多くなりそうだ。局地的なにわか雨はあるものの、範囲は狭い見込み。日中の気温は東京など15℃を超える所もあるが、暖かさは一時的なものとなりそうだ。北風が吹くため、夜にかけて空気が冷たくなっていきそうだ。

日本海側は夜から雪強まる

　一方、日本海側はこのあとも寒気の影響でスッキリしない天気が続く見通し。雪や雨は日中、小康状態になるものの、夜から再び北陸や北日本を中心に雪が強まり、山沿いを中心に大雪になるおそれがある。沿岸部では風も強く、ふぶきとなりそうだ。

土曜日は晴れる所も真冬の寒さに

　あす2日(土)も山陰から北の日本海側では雪で、ふぶく所もありそうだ。特に北陸や東北には次から次へと雪雲が流れ込み続けるため、山沿いだけでなく、平野部でも雪の量が多くなるおそれがある。交通障害や着雪、落雷や突風にも注意・警戒が必要だ。一方、太平洋側は晴れるが、気温は全国的にきょうより低く、風冷えとなる見通し。各地で真冬並みの寒さとなるため、万全な寒さ対策が必要となる。
（気象予報士・多胡安那）