井原線感謝デー 1日乗り放題&わくわくスタンプラリー(2024年1月28日開催)~ あたたかいおもてなしや地域の特産品の販売がおこなわれる毎年恒例の井原線開業周年イベント

井原鉄道は1999年(平成11年)1月11日午前11時11分11秒に開業し、2024年(令和6年)1月11日に開業25周年を迎えました。

筆者が小さいころに井原線が開業したので、開業時からたくさん利用しています。

開業25周年を記念したイベント「井原線感謝デー ~1日乗り放題&わくわくスタンプラリー~」があると聞き、足を運びました。

井原線感謝デー 1日乗り放題&わくわくスタンプラリーとは

「井原線感謝デー ~1日乗り放題&わくわくスタンプラリー~」は、井原線開業を記念したイベントです。

井原線開業25周年を迎える2024年の井原線感謝デーは、いつもと少し違うイベントがありました。

1日乗り放題切符が2024年1月28日(日)限定で、大人500円・子ども300円に。

神辺駅・井原駅・矢掛駅・吉備真備駅・総社駅ではアイデアのつまったイベントがありました。各駅のイベントの開催時間は午前9時~午後3時でした。

上記5つの駅の中で3駅以上のスタンプを集めると抽選に応募でき、当選すると特産品がもらえます。

土・日・祝限定の1日乗り放題切符は、大人1,400円、子ども700円で販売しています。

筆者のイベントの楽しみ方

まず井原駅に足を運びました。

旅を井原駅からスタートしたのは、25周年にあわせた新商品の発売があったからです。

井原駅では「井原線開業25周年記念&でんちゅうくん10周年記念イベント」特設ステージが設けられました。でんちゅうくんとは、井原市名誉市民平櫛田中(ひらくしでんちゅう)氏の代表作「鏡獅子(かがみじし)」がモデルになったゆるキャラです。

早雲太鼓や子ども神楽、井笠地域のゆるキャラたちがステージを盛り上げました。

▼前の列左からローラちゃん(福山市)、やかげ観光大使やかっぴー(矢掛町)カブニくん(笠岡市)、里ちゃん(里庄町)、見えないけど後ろの列は左からももちゃん(赤磐市)、はっちゃん(井原線)、でんちゅうくん(井原市)、いっちゃん(井原線)

井原駅のステージのようす。

次に足を運んだのは矢掛駅。

列車を降りて矢掛駅前に出ると、井原駅でもおこなわれていた「井原線DE得得市」が開催されていました。

矢掛駅でおこなわれていた「井原線DE得得市」のようす

ひときわ目を引く「矢掛町イタリア野菜プロジェクト」ののぼり。

ここでは、なごみリゾット米の無料サービス(先着100人)がおこなわれていたようです。
筆者が訪れたときには残念ながら無料配布が終了していて食べられませんでした。

矢掛町は東京2020オリンピックパラリンピック大会におけるイタリアチームのホストタウンでした。これをきっかけに、2022年度からイタリア野菜の本格的な作付けが始まったそうです。

矢掛町イタリア野菜プロジェクトのブース

井原線DE得得市は地域野菜などの販売はもちろん、広報活動の場にもなっています。

今回はスタンプラリーには参加せず、駅巡りを楽しみました。

新発売 井原鉄道駅弁

井原線感謝デーにて、「井原鉄道駅弁」(税込1,100円)が発売されました。

駅弁の材料には備中地域で育った食材が使用されています。

たとえば、以下のようなものが入っています。

  • 夢やすらぎ号彩りごはん:矢掛町産古代米を使用し夢やすらぎ号カラーを再現
  • 美星豚味噌焼レール仕立て:井原市美星町産豚と倉敷市産連島ゴボウを使用し軌道を再現

見ているだけでも楽しい駅弁です。

井原線感謝デー以降は、旅行会社向け商品として販売。個人注文は10個程度以上で購入できる。
井原鐡道鉄弁(駅弁)販売ブースのようす

井原線クラフトビール第2弾 戦国列車クラフトビール

2023年11月に販売が開始された「井原あかねクラフトビール」。今回の井原線感謝デーからは、井原鉄道×福山クラフトビール第2弾として「戦国列車クラフトビール」の発売が始まりました。

今回は家族へのおみやげに買いました。

筆者はお酒が飲めないため、クラフトビールを飲んだ家族の感想を楽しみにまっています。

井原鉄道×福山クラフトビールは、備後福山ブルーイングカレッジ&THE BEERも製造販売に関わっています。

井原あかねクラフトビール(写真左)と戦国列車クラフトビール(写真右)。それぞれ1本610円(税込)。井原駅酒類販売窓口のみで販売。
井原鉄道クラフトビール販売時ブースのようす

「戦国列車」とは、井原市にゆかりのある北条早雲(ほうじょうそううん)を中心にラッピングした列車です。北条早雲のほか宇喜多氏、庄氏など岡山県ゆかりの戦国武将の家紋や顔が車両の中と外にラッピングされています。戦国時代や歴史が好きなかたにはおすすめの列車です。

戦国列車の外観

【井原駅】ぐるっといかさマルシェ

井原駅では笠岡市・井原市・里庄町・浅口市・矢掛町・里庄町の魅力を発信する「ぐるっといかさマルシェ」が開かれていました。

ぐるっといかさマルシェのようす

筆者は里庄町のブースで「SOL BAKERY」の1,000円パンセットを買いました。

パイ生地でれんこんやオクラをつつんだ総菜パン、しっかりした甘さのあるマドレーヌ。

どのパンも味のバランスがよくておいしかったです。

里庄町の担当者によると、行列ができるSOL BAKERYのパンはイベント出店時がねらい目なんだそうです。

マルシェで買い物をするとガチャポン抽選券がもらえました。当選品は市町村の特産品から選べます。
当たりが出た筆者は、笠岡市にある「たかたのたまご」の焼菓子セットを選びました。

ぐるっといかさマルシェのガチャポンのコーナー
たかたのたまごの焼菓子(バームクーヘンとピレネー)と洋酒ケーキ

おわりに

井原駅のステージイベントに井原線マスコットのいっちゃん、はっちゃん、笠岡市からカブニくん、福山市からローラちゃんなどが来てくれました。

かわいいゆるキャラたちを前に笑みがこぼれました。

井原線開業アニバーサリーイベントは毎年1月に開催されています。

次は2025年の1月に開催される予定です。

その他「井原鉄道で行く! 備中地酒列車」や「井原鉄道で行く備後ワイン観光列車の旅」など貸し切り列車企画もあります。

また、定期的におこなわれている「井原線DE得得市」。なんと、得得市で買い物をすると帰りの運賃が無料になります。これはお得ですよね。

のどかな風景に癒されながら旅をしてみてはいかがでしょうか。

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