宮城・南三陸町の旧防災対策庁舎 県から町に移管し町が保存する方向で検討

東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の旧防災対策庁舎が県から町に移管され、町が保存する方向で検討していることが分かりました。

南三陸町の旧防災対策庁舎では、町の職員33人を含む43人が犠牲になり、残された建物を保存するか解体するかは町を二分する議論になりました。

現在は2031年3月を期限に県が所有して管理していますが、その後の扱いは決まっていませんでした。

関係者によりますと、佐藤仁町長は県から移管を受けて町が保存する方向で検討しているということです。

佐藤町長は午後に記者会見を開き、旧防災対策庁舎についての考えを表明する見通しです。

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