韓国首相「北の武力に立ち向かい、国民の生命を守るのは “強力な力”のみ」

韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相は去る29日「北朝鮮の脅威と武力挑発に立ち向かい、国民の生命と安全を確実に守ることのできるのは、ただ強力な力のみだ」と強調した。

ハン首相はこの日の午後、キョンサンプクト(慶尚北道)ヨンチョン(永川)市にある陸軍第3士官学校で開かれた卒業・任官式で「われわれは非常に厳重な安保状況に直面している」として、北朝鮮の挑発を指摘し先のように語った。

ハン首相は「政府は国防革新4.0ビジョンの下、AI(人口知能)に基づいた科学技術強軍を育成するため全力を尽くしている」とし「国家安保現場の初級幹部たちがそれぞれ役割に忠実であるよう、積極的に支援していく」と語った。

また「軍幹部の手当・報酬の現実化や長期服務選抜比率の拡大などにより、服務の条件を最大限改善していく」と説明した。

ハン首相は「永川は朝鮮戦争当時、わが国軍が熾烈な戦闘の末にナクトンガン(洛東江)の防御線を守り抜いた最後の激戦地であり、護国勇士たちの愛国忠誠が息づいている所だ」とし「1968年に創設した陸軍第3士官学校は、韓国の安保を守護する国軍養成の母体となってきた」と語った。

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