「おめでとう」「びっくり」。奥州市出身で米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)=花巻東高=が日本人女性との結婚を発表した29日、岩手県のファンや同級生は祝福と驚きの声を上げた。数々の偉業を成し遂げ古里を驚かせてきたが、4年に1度巡ってくる、うるう年のこの日に私生活の節目もサプライズ発表。「家庭と野球の二刀流」の道を切り開いていくスーパースターに、県民がエールを送った。
「とにかくびっくり」。日が沈んだ盛岡市の大通商店街。岩手日報の号外を手にした同市本町通の大学職員阿部いづみさん(33)は「野球一筋のイメージで、そんな相手がいたなんてまったく思わなかった」と目を丸くした。高校時代から応援してきたといい「野球以外の時間も大切に、これからは家庭と野球の『二刀流』で頑張ってほしい」と激励した。