開通延期要因の一つ… 圏央道「芝山トンネル」が貫通 千葉

開通延期要因の一つ… 圏央道「芝山トンネル」が貫通 千葉

 国土交通省千葉国道事務所は2月29日、2023年に圏央道の県内全線開通の見込み時期を延期する要因の一つとなった、「芝山トンネル」が貫通したことを報告しました。

 重機が壁を削ると光が差し込みます。

 千葉国道事務所によりますと、全長616メートルに及ぶ芝山トンネルは、29日午前11時ごろ貫通したということです。

 千葉県内で未開通区間となっている大栄JCTから松尾横芝IC間では、芝山トンネルの天井の一部抜け落ちが確認されたり、区間内の地質調査で環境基準を超える重金属が検出されたりして、工事に遅れが出た影響で、開通見込みが当初の2024年度中から約2年遅れの「2026年度中」に延期されていました。

 千葉国道事務所は、「1日も早い開通に向け、引き続き工事を進めていく」としています。

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