「信じられない」「遠藤と同じだ!」マンUの劇的弾にリバプールサポがなぜ怒り?「ユナイテッドの場合は話が別なのか」

2月28日に開催されたFAカップの5回戦で、マンチェスター・ユナイテッドはノッティンガム・フォレストと敵地で対戦。スコアレスで迎えた89分にカゼミーロがヘディングシュートをねじ込み、1-0で劇的な勝利を飾っている。

ただ、現地メディア『Liverpool World』によれば、遠藤航が所属するリバプールのファンがこのゴールに怒りの声を上げているという。

いったいなぜか。リバプールが1-0でチェルシーに勝利したリーグカップ決勝で取り消されたゴールに酷似していたからだ。

この場面では、フィルジル・ファン・ダイクがヘディングシュートを叩き込んだものの、オフサイドの位置にいた遠藤がチェルシーの選手をブロックしていたため、オフサイドで得点は認められなかった。

このジャッジも物議を醸したなか、カゼミーロの得点シ―ンでもマンチェスター・ユナイテッドのDFラファエル・ヴァランヌがフォレストの選手を妨害していた。

【動画】状況が酷似!遠藤のオフサイドで取り消されたリバプールのゴール&認められたユナイテッドの得点
同メディアは「このゴールはVARによって詳しくチェックされたが、映像を確認できたリバプールファンにとっては非常に馴染みのあるものに見えたにもかかわらず、最終的にゴールが決まった」と綴り、こう主張している。

「フリーキックが蹴られたとき、ヴァランヌはオフサイドポジションに立っていた。オフサイドだっただけでなく、ゴールから背を向けてフォレストの選手の走りを妨げていた。それは日曜日のカラバオカップ決勝で遠藤航が有罪となり、ファン・ダイクのゴールが取り消されたのと全く同じだった。ルール通りなら、ゴール取り消しは正しかったかもしれない。だが、リバプールの不満は、公式とVARがシーズンを通して取っていないルールを、なぜ決勝で始めたのかということだ」

記事は「レッズファンが少なくとも期待していたのは、この事件が新たな前例を作ることだったが、それは4日も続かず、ヴァランヌはエンドウと全く同じことをしたように見えたが、彼の場合は逃げられた」と皮肉り、次の様な声を紹介している。

「ユナイテッドの選手はオフサイドポジションに立って動かない。エンドウも同じだ。エンドウも動かずに立っていた。同じ状況だ」
「この試合の主審がゴールを取り消さなかったのか信じられない。エンドウはオフサイドポジションだったからだが、ユナイテッドの場合は話が別なのか」

フォレストのMFモーガン・ギブス=ホワイトも不満の投稿するなど、このジャッジは物議を醸している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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