原爆資料館の混雑対策 開館時間を2時間延長「QRコードを見せるだけで簡単」電子チケットでの入館も

広島市の原爆資料館は、混雑の対策として1日から開館時間を延長し、電子チケットでの入館もはじめました。

末川徹記者
「午前7時30分をまわりました。資料館のドアが開いて、一般の方が中に入って行きます」

原爆資料館の開館時間は、午前8時半から午後6時まででしたが(2月29日まで)、混雑対策の一環として、朝と夕方に1時間ずつ延長しました。

また、2月16日から資料館のホームページで、90日先までの時間を指定した電子チケットを販売していて、購入や予約をした人は、約2万8400人となっています。

愛知からの観光客
「QRコードを見せるだけだったので、すごく簡単で、広まったら便利がいい。長蛇の列で1~2時間待ちだと聞いていたので、(混雑を)回避できるのはいい」

朝と夕方の1時間は、電子チケットでしか入館できません。1日朝は、知らずに訪れ、その場で購入した観光客もいました。

広島市によりますと、2023年度の入館者数は約178万人と、過去最多を更新していて、時間帯によっては、入館待ちの長い行列もできていました。

広島市は2024年度、入館者の滞在時間などの動態調査を、あわせて実施する予定で、一連の取り組みを踏まえて、混雑緩和に努めるとしています。

© 株式会社中国放送