ポルシェセンター岡崎が今季もGTワールドチャレンジ・アジアにフル参戦。NKレーシングとジョイント

 3月1日、2023年にファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSのジャパンカップでチャンピオンを獲得したポルシェセンター岡崎 with ナインレーシングが2024年の参戦体制を発表した。今季も永井宏明と上村優太のコンビでGTワールドチャレンジ・アジアにフル参戦するほか、2023年から参戦するNKレーシングとジョイントし、2台体制を敷いた。

 長年アジアへの挑戦を続けるポルシェセンター岡崎 with ナインレーシングは、2023年もGTワールドチャレンジ・アジアにフル参戦。日本で開催される4戦で争われたジャパンカップでは、見事永井と上村のコンビでチャンピオンを獲得してみせた。

 迎える2024年も、チームはポルシェ911 GT3 Rを使いGTワールドチャレンジ・アジアへフル参戦する。今季はジャパンカップが別枠となるが、ポルシェセンター岡崎 with ナインレーシングはシリーズ参戦となるため、2024年もアジアの強豪チームを相手に戦っていくことになる。

 さらに今シーズンは、同じくポルシェ911 GT3 Rを使って2023年からGTワールドチャレンジ・アジアに参戦していたNKレーシングとジョイントすることになった。ドライバーは2023年同様、内山清士/近藤翼のコンビとなる。2台がともにシリーズフル参戦となり、ポルシェ遣い4人が駆る2台体制はアジアのライバルたちと戦うにあたって強力な武器となるはずだ。

「本年度は2台体制でGTワールドチャレンジ・アジアに挑めることを楽しみにしています。チームとしてデータや作戦などの共有が可能となるため、内山選手、近藤選手とコミュニケーションを取りながら頑張ります。新体制のポルシェセンター岡崎の応援をよろしくお願いいたします」と永井も2台体制のメリットを語っている。

 また、今季もともにコンビを組む上村は「永井選手とGTワールドチャレンジ・アジアにともに参戦させていただき、今年で4シーズン目となります。昨年はジャパンカップでチャンピオンを獲得することができました。今シーズンはオーバーオールでチャンピオンを獲得できるように、チーム全体で頑張っていきます」と宿願であるアジア制覇に向けて意気込みを語っている。

 そしてジョイントすることになったNKレーシングの内山は「今シーズンはポルシェセンター岡崎さんに受け入れていただき、永井選手・上村選手と共に2台体制での参戦となりました。近藤選手と協力し少しでもチームの役に立てるよう努力して参ります。また25号車としてもより良い結果を目指し頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」と語った。

 また、ポルシェカレラカップで最強の存在とも言える近藤も「2024年もGTワールドチャレンジ・アジアに挑戦できることを嬉しく思います。昨年から内山選手と挑戦をスタートして、今年で2年目となります。今シーズンはポルシェセンター岡崎さんと力を合わせて昨シーズンを上回る成績を収めたいです。今年も応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。

 ポルシェの経験、そしてスピードと、日本屈指の実績を誇る強豪であるポルシェセンター岡崎 with ナインレーシング。今シーズンもアジアでの戦いに期待がかかるところだ。

NKレーシングとジョイントで2台体制となったポルシェセンター岡崎 with ナインレーシングの4人のドライバーたち
ポルシェセンター岡崎 with ナインレーシングのポルシェ911 GT3 Rのカラーリング
NKレーシングのポルシェ911 GT3 Rのカラーリング

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