2月の世界平均気温も過去最高記録か、9カ月連続で更新へ

Jake Spring

[29日 ロイター] - 米海洋大気局(NOAA)が3月14日ごろに発表する2月の世界平均気温は同月として過去最も高い水準になる公算が大きいとみられる。

2月は日本からメキシコまでの広い範囲で春のような陽気となり、花の開花時期が早まった。また、欧州のスキー場では融雪が進んだほか、米テキサス州では38度の猛暑を記録した。

最終統計はまだ出ていないが、3人の科学者がロイターに、気候変動とエルニーニョ現象のため、2月の世界平均気温としては過去最高になる見通しだと述べた。そうなれば、9カ月連続で高温記録を更新することになる。

NOAAの大気科学者スターリン・グリーソン氏は先週、高温記録の更新は、北半球では春の到来が早まることを意味すると指摘。「昨日はノースカロライナ州東部にいたが、花が満開の木が複数あり、まだ2月なのにと思った。本当に奇妙な光景に見える」と述べた。

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