アーセナル、MFジョルジーニョとの契約延長交渉を開始へ?…新たに1+1年契約を提示か

アーセナルがイタリア代表MFジョルジーニョとの契約延長を画策しているようだ。2月29日、『イブニング・スタンダード』や『インデペンデント』など複数のイギリスメディアが伝えている。

現在32歳のジョルジーニョはヴェローナ、ナポリ、チェルシーを経て、昨年1月に1200万ポンド(約23億円)と報じられた移籍金でアーセナルに加入。ここまで公式戦通算41試合に出場し、1ゴール2アシストをマークしている。今シーズンは先発出場の機会こそ少ないものの、起用された試合ではハイレベルのパフォーマンスを披露。プレミアリーグ第23節リヴァプール戦と第26節ニューカッスル戦では、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(試合のMVP)に輝いた。

41歳のミケル・アルテタ監督率いる若きアーセナルにおいて、いぶし銀の輝きを放っているジョルジーニョ。クラブとの現行契約は今年の6月末までとなっており、1年間の延長オプションこそ付随しているものの、今シーズン終了後の去就は現時点で不透明となっている。

今回の報道によると、アーセナルは来シーズン以降もジョルジーニョをスカッドに留めておきたいと考えており、近日中に契約延長交渉を開始する予定だという。クラブ側は同選手のチームへの貢献を高く評価しており、現行契約に付随している延長オプションを行使するのではなく、条件を改善した新契約を提示する可能性が高いとのこと。新たに提示する契約期間は2025年夏までの1年間となり、1年間の延長オプションも付随すると見られている。

なお、ジョルジーニョについてはナポリ、チェルシー時代に指導を受けたマウリツィオ・サッリ監督率いるラツィオを筆頭に、母国イタリアのクラブからの関心も噂されている。29日のイギリスメディア『メトロ』によると、同選手の代理人を務めるジョアン・サントス氏はセリエA復帰の可能性こそ否定しなかったものの、「我々はアーセナルからの提案を評価し決定するだろう」と言及。その上で、「彼自身はとても満足しているので、明らかに優先事項はアーセナルとの契約更新だ」と明かしたという。

今夏の移籍市場では中盤の補強に乗り出す可能性が高いとも報じられているアーセナルだが、ジョルジーニョとも新契約を締結することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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