停車中のタクシーに自分の車を故意に衝突させ、運転手にけがを負わせたとして、男が1日、警察に逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、広島市西区西観音町の無職の男(44)です。
警察によりますと、男は2月1日午前1時50分頃、広島市中区本通にある並木通りのローターリーで、停車中のタクシーの右後ろに、自分の乗用車の前部を衝突させ、運転手の男性(70)に腰椎ねんざの軽傷を負わせた疑いが持たれています。
調べに対して男は「このようなことをしたかどうか分かりません」と供述しているということです。
男は事件の直前、いったん車から降り、男性と会話をした後、車をバックさせた上で再び前進し、故意に衝突させたとみられています。タクシーと乗用車のいずれも、同乗者はいなかったということです。
衝突の直後、男性から「交通事故あった」と110番通報があり、事件が発覚。タクシーのドライブレコーダーなどを基に、警察が当時の状況を捜査し、男の逮捕に至ったということです。