FANTASTICS・堀夏喜が「スパイの人事部」でドラマ初主演!「やりがいがあって濃密な撮影期間でした」

堀夏喜FANTASTICS)が、CBCテレビで、3月11日から3週連続で放送されるドラマ「スパイの人事部」(月曜午後11:59、中部ローカル。TVer、U-NEXTで配信)で主演を務めることが分かった。スパイ組織の人事部が活躍する一風変わったお仕事ドラマが展開する。

物語の舞台は、日本の安全を秘密裏に守るスパイ組織「N’IA(エヌ・アイ・エー)」。その中にも、一般企業と同じように人事部員が働いている。最近、人事部に異動になった元すご腕スパイ・守田守(堀)、外資系企業で人事を担当していたプロフェッショナル・滝川まどか(山崎紘菜)、広報部を希望していたが人事部に配属された新入社員・玉木香奈(大原優乃)、問題を起こしたくない人事部長・神宮寺竜太郎(近江谷太朗)がメンバーだ。

4人が向き合うのは、最前線で国家の危機を救う社員スパイたちの悩み。「モチベーション管理」「部署配属」「人員不足」「採用」「ハラスメント」などの問題が次々と巻き起こる。人事部は働くスパイを、そして、世界を救うことができるのか? 脚本は、映画「ハケンアニメ!」(2022年)や、この4月にスタートする連続ドラマ「ミス・ターゲット」(テレビ朝日系)などを手掛ける政池洋佑氏が担当する。

堀は「今回、初めてドラマの主演を務めさせていただき、不安もあったのですが、心強いキャストの皆さんとスタッフの皆さんと一緒に作品を作り上げることができ、やりがいがあって濃密な撮影期間でした。スパイ組織の人事部というなじみのない設定ですが、今の世の中の感覚や、現代社会の働き方に寄り添った現代版のスパイ作品に仕上がっていると思います」と作品への手応えを語る。

演じた主人公・守田については、「もともとスパイとして活躍していたが人事部に異動になったという役です。山崎紘菜さん演じる人事のプロフェッショナル・滝川まどかと出会い、考え方や人柄が変化していきます。人事部の抱える問題を解決していきながら、成長していく守田に注目して、このドラマを見てもらいたいです」と呼び掛けている。

山崎は「私が演じさせていただいた滝川まどかは、外資系企業からスパイの人事部に転職した、人事のエキスパートという役柄だったので、演じる時はとにかくセリフのテンポ感に気をつけて演じていました」と役柄に触れながら撮影を振り返る。加えて「『スパイの人事部』という架空の部署を描いているドラマですが、働く方々なら思わず共感してしまうような、フィクションなのに思わず実生活を投影してしまうような、不思議な感覚で見ていただけるドラマだと思います。日々一生懸命頑張っている方々に届けばうれしいです」と作品の魅力を伝えている。

大原は「仕事熱心で、天真らんまんな新入社員・玉木香奈役を演じさせていただきました。ドラマ内では、堀さん演じる主人公・守田と、山崎さん演じるまどかが意見をぶつけ合うシリアスなシーンが多いので、香奈の一言でドラマ自体の雰囲気も明るくなったらいいなと思っています」と自身の役割について述べ、「器用に生きることが求められがちなこの世の中ですが、本作は、真面目で不器用な人たちの集まりです。シュールなヒューマンコメディーをお送りします」とアピールしている。

近江谷は「とにかく設定が面白いです! 世界では大事件が起こっていて、スパイが奮闘しているのに、その裏側では、『今日晩飯なに食べに行く?』とのんびり会話している人事部も描かれていての落差に、面白みがあると思います。演じた人事部長・神宮寺竜太郎は、かなりポンコツなキャラで、緊迫したドラマの中の癒やしになればいいなと思っています」と話している。

そして、「『もし、日本を秘密裏に守るスパイ組織に、人事部があったら…』。この物語は、その設定を思いついたところから生まれた」と明かす脚本の政池氏は、「スパイという非日常の舞台設定ではありますが『配属ガチャ』『セクハラ・パワハラ問題』『モチベーション管理』など、人事部が直面するリアルなエピソードを紡いでいます。ほかのドラマでは“最前線の人”が主役になりがちですが、このドラマでは“最前線の人を支える人”だって戦っていることを伝えたい。すべての働く人にとって“見る栄養ドリンク”になればうれしいです」とメッセージを寄せている。

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