【速報】ビキニ水爆70年で追悼式 マーシャル諸島、「死の灰」で島民帰還できず

太平洋の島国マーシャル諸島のビキニ環礁で米軍が行った水爆実験から70年を迎えた1日、首都マジュロで追悼式が開かれ、住民や被ばくした日本人漁船員の遺族ら約500人が出席した。1946~58年に67回の核実験が実施された結果、深刻な汚染が残った実態が近年明らかに。ビキニに加え「死の灰」が降ったロンゲラップ環礁でも島民帰還が実現せず、移住を容認する米国へ人口が流出、地域社会が壊れつつある。54年の水爆実験では周辺住民のほか、静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の23人を含む日本の漁業者らも被ばくした。式典には漁船員の遺族も出席。「ビキニ事件」を機に日本では原水爆禁止運動が盛り上がった。

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