マイクロソフトが超解像API「DirectSR」発表。DLSSやFSR、XeSSなど各社のアップスケール技術を単一コードで有効化

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マイクロソフトが、Nvidia、AMD、インテルのGPUがそれぞれ供えるアップスケーリング技術を、単一のコードパスでアクティブ化するDirectXのなかの新API「DirectSR」を開発していることを明らかにしました

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ディスプレイの解像度が高くなるにつれ、GPUの描画処理にかかる負荷は飛躍的に大きくなっています。そのためNvidiaは2020年に実際の描画は低解像度・低負荷で行い、そこにディープラーニングを利用したアップスケーリング/アンチエイリアシングを施すことで高精細な映像にするDLSS 2.0技術を開発、導入しました。

当然ながら、ライバルのAMDやIntelも、同様の処理をこなす機能として、FidelityFX、XeSSを開発し、Nvidiaに追随しています。しかし、開発者の立場からすれば、これらの機能すべてに対応するためにはコードを個別に記述せねばならず、単純に仕事量が増える状態になっていました。

マイクロソフトは、単一のコードで各社のアップスケーリング技術を利用可能にするため、NvidiaやAMDと協力してDirectSRを開発していることを明らかにしています。

DirectSR技術の詳細はまだわかりません。ただ、コンピューター技術サイトのTom's Hardwareは、現在GPU各社が販売している多くの製品で動作するようになる可能性があると伝えています。ただ、その結果としてDirectSRが各社固有の機能にまで対応することは見送られる可能性もあるとしています。

マイクロソフトは、Game Developers Conference (GDC)の会期中、3月21日に予定されるDirectX State of the Unionの場で、Nvidia、AMDとともにDirectSRを開発者に紹介する予定です。またそれに先駆け、DirectXの実験的な実装を開発者が試すためのAgility SDKにパブリックプレビューとしてDirectSRを追加し、まもなく配布する見込みです。

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