レヴァークーゼン残留へ?…“注目株”ヴィルツの代理人が将来に言及「2年は待つべき」

レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツの去就について、同選手の代理人が言及した。2月29日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

現在20歳のヴィルツは2020年1月にレヴァークーゼンの下部組織へ加入し、同年夏にトップチーム昇格。ここまで公式戦通算134試合に出場し、31ゴール47アシストを記録している。背番号「10」を託され臨んだ今シーズンは、シャビ・アロンソ監督の下で攻撃の中心として躍動。公式戦31試合の出場で8ゴール17アシストをマークし、未だ無敗でブンデスリーガ首位を快走するチームを支えている。

そんなヴィルツはレヴァークーゼンと2027年6月末までの契約を締結。契約満了までは3年以上を残しているが、バイエルンやマンチェスター・シティ、リヴァプール、バルセロナといった欧州屈指のメガクラブからの関心が盛んに報じられており、今シーズン終了後の動向には大きな注目が集まっている。

そうしたなか、ヴィルツの実父であり代理人を務めるハンス・ヨアヒム・ヴィルツ氏が、注目が集まる“若き司令塔”の去就について言及。「彼がパフォーマンスを安定して発揮できるようになるまでには、しばらく時間がかかるだろう。それが出来て初めて、我々は超一流の選手やよりハイレベルな環境について話すことができる」と前置きしたうえで、次のように強調した。

「フロリアンはレヴァークーゼンと2027年までの契約を締結している。それは、彼がこのクラブで過ごすおおよその期間と同じくらいだろう。今後2年間は待つべきだ。その後、道がどこへ続いているのか見極める必要がある。その時に何が起こるかについては、現時点で答えることはできない」

絶好調のチームで際立ったパフォーマンスを発揮していると言えど、ヴィルツは今年の5月にようやく21歳となる。実父としては早期のステップアップをそれほど検討しておらず、レヴァークーゼンでのプレーに集中させたいと考えているようだ。

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