尾を引くホーナー問題。証拠と称する写真と文書が流出、本人が改めて不適切行為を否定

 レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが不適切な行為をした疑いについてレッドブル本社が調査を行った結果、告発を却下すると発表したが、その翌日、この事件に関連する証拠とされる文書が、匿名でF1界の多数の人々に対して送られたことが分かった。

 ある女性従業員がホーナーが不適切な行為をしたとしてレッドブル本社に告発、しかし同社は、公正、厳格、公平な調査の結果、これを却下すると、2月28日に発表した。告発の内容については明らかにしていない。

 その翌日、ふたつの匿名の電子メールアカウントから、テキストメッセージや写真などのドキュメントを含むGoogleドライブへのリンクが、F1 CEOステファノ・ドメニカリやFIA会長モハメド・ビン・スライエムなど上層部、各チーム代表、主要メディア、さらにはレッドブルのドライバー、マックス・フェルスタッペンの父ヨスにいたるまで、約150人に送られたという。このメールには「レッドブルの最近の調査と声明の後、この添付資料を見ることにあなたは関心があることでしょう」と記されていたという。

 レッドブルは、この文書が本物であるかどうかを確認しておらず、その信憑性には疑問が残っている。

2024年F1第1戦バーレーンGP クリスチャン・ホーナー(レッドブルF1チーム代表)

 レッドブル・レーシングの広報は、この件についてのホーナーのコメントとして、以下の文章を発表した。

「私は、匿名の憶測にはコメントをするつもりはない。だが、繰り返しになるが、私は常に疑惑を否定してきた」

「私は独立した調査の誠実性を尊重し、あらゆる段階で全面的に協力した。独立した専門弁護士によって徹底的かつ公平に行われた調査であり、告発を却下するという結論に達した。私はシーズンのスタートに完全に集中し続ける」

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