前田拳太郎&奥智哉が「君とゆきて咲く」でW主演。「仮面ライダーリバイス」以来の再共演で新選組隊士を熱演

前田拳太郎奥智哉が、テレビ朝日ほかで4月24日にスタートする連続ドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(水曜深夜0:15。一部地域を除く)でダブル主演を務めることが分かった。幕末という混沌の時代を閃光(せんこう)のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を、いまだかつてない視点とスタイルでエモーショナルに描く。

深夜のバラエティ帯「スーパーバラバラ大作戦」枠でスタートするシン・時代劇「君とゆきて咲く~新選組青春録~」は、日本漫画史にさん然たる功績を残した手塚治虫の隠れた名作「新選組」を初めて映像化するもの。近藤勇、沖田総司や芹沢鴨など実在の人物は登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる2人の若き隊士だ。友情、裏切り、時代、陰謀…彼らがたどる過酷な運命を美しくも鮮烈に映し出す。脚本は「美しい彼」シリーズで知られる気鋭の坪田文氏が手掛け、「未来への10カウント」(テレビ朝日系)などでメガホンを取った河合勇人氏が、斬新な殺陣パフォーマンスやこれまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。

前田が演じるクールな新人隊士・鎌切大作は、出自が謎に包まれたミステリアスな剣の達人。期待の大型新人として新選組の前身である壬生浪士組に迎え入れられ、新人らしからぬ大仕事を次々と任されていく。笑顔は優しく、人を大きく包み込むような存在感を持つ一方、常にどこか影を漂わせている。

初めての時代劇に臨むにあたり、前田は「殺陣に挑戦するというワクワクがありつつ、主演も務めさせていただくということでプレッシャーも感じていて、今もすごくドキドキしています」と緊張感も漂わせつつ、「今回、初めて刀を使ってアクションするので、持ち方や握り方、抜刀の仕方などもわからず、一からのスタートでした。でも、去年より練習を重ねて、最近ようやくいい流れが来ているんじゃないかな…というところまできたと思います」とプレッシャーをはねのけ、次第に仕上がってきていることを明かす。

一方、奥が扮(ふん)するのは、京都の町で父と茶屋を営んでいた青年・深草丘十郎。ある夜、店に逃げ込んできた佐幕派藩士をかくまった父が長州藩士に斬り殺されてしまい、その復讐に燃え、それまで剣を握ったことがないにもかかわらず壬生浪士組に志願。同期加入の鎌切と出会うことになる。純粋だが、負けん気は人一倍強いキャラクターだ。

新選組が題材だと聞いて、土方や沖田などおなじみの人物を想像したという奥だが、「まさかの“1年生”役。歴史上には存在しない架空の人物として新選組のドラマに関われるのは、ある意味特別感が強いなという気持ちがありウキウキしています」と意欲を燃やす。また、「本格的な殺陣が随所に登場するので、アクションも激しめです。丘十郎は、最初は剣の素人ですが、どんどん成長していく姿が見られるキャラクター。僕もまだまだ発展途上なところがあるので、撮影期間中にもっともっと上達していけたらいいなと思っています」と語る。

そんな前田と奥は、「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系)で共演をしており、久しぶりの対面。前田は「今回、また一緒に作品が作れるなんてうれしい! 一度離れて再会したら、なんだかすごく大人になっていてびっくりしました」と奥との再会を喜び、奥も「拳ちゃん(前田)と初めて会ったのは僕が16歳で、お芝居の基本も全然分かっていない時期だったと思います。そこからお互いいろいろな現場でいろいろなことを吸収して成長して、この作品で再会できたのは運命的というか“縁”があるのかなと感じています」と再共演への思いを告白した。

そして、前田は「新選組を題材にした時代劇に挑戦させていただくにあたって、殺陣やアクションの練習を一生懸命、頑張っています。もちろんアクションも見ていただきたいのですが、やっぱりこの作品で描かれるのは隊士たちの人間ドラマ。それぞれの思いが絡み合いながらストーリーが進んでいくので、そういうところもぜひ楽しみに見ていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せ、奥は「時代劇ではありますが、ダンスや歌などミュージカルチックなシーンもあると聞いています! 若い人たちにも楽しめる時代劇になるんじゃないかなと思っております」とアピールしている。

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