延長交渉は停滞も…MFギャラガー、チェルシーとの契約延長を希望か

チェルシーに所属するイングランド代表MFコナー・ギャラガーは、同クラブとの契約延長を望んでいるようだ。2月29日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

現在24歳のギャラガーは、6歳からチェルシーで練習している下部組織出身選手で、これまでチャールトンやスウォンジー、ウェスト・ブロムウィッチへのレンタル移籍を経験。2021-22シーズンにレンタル移籍したクリスタル・パレスで年間最優秀選手に選出される活躍を見せ、2022年夏からチェルシーに復帰した。

今シーズンはここまで公式戦35試合出場で4ゴール6アシストを記録するなど、主力選手として活躍しているギャラガーだが、現行契約が2025年6月30日までとなっていることから、去就には注目が集まっている。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督としてはギャラガーの契約延長を熱望している一方、現時点でクラブは問題がないと主張しているものの、ここ数年に大型補強を敢行した影響でプレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)に遵守するために、チェルシーは選手売却が必要であることも指摘されており、その売却対象として帳簿上で売却費がそのまま純粋な利益として計算される下部組織出身であるギャラガーも挙げられている。

現時点では、高額な週給での大型契約を締結することにチェルシーが消極的な姿勢を示していることから、ギャラガーとの契約延長交渉は停滞していることが強調されているが、同選手としては子どもの頃から在籍してチェルシーファンとして育ったこともあり、クラブへの残留を最優先に考えていることが報じられている。

なお、チェルシーはギャラガーを売却する際には、昨夏の移籍市場で同様の状況だったイングランド代表MFメイソン・マウントを最大6000万ポンド(約114億円)でマンチェスター・ユナイテッドに売却した時と同じように、最低でも5000万ポンド(約95億円)を要求すると見られている。

ギャラガーにはトッテナムから熱心に興味が寄せられているほか、他のプレミアリーグのクラブも関心を示していることが伝えられているが、果たして同選手はチェルシーで来シーズン以降もプレーすることになるのだろうか。

【ハイライト動画】チェルシーvsリーズ

© 株式会社シーソーゲーム