トッテナム、夏の移籍市場で攻撃陣拡充へ?…エゼ&ペドロ・ネトの動向を注視か

トッテナムが夏の移籍市場での攻撃陣拡充を画策しているようだ。2月29日、『インデペンデント』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。

今シーズン開幕前にアンジェ・ポステコグルー監督を迎えたトッテナムは、プレミアリーグで開幕から10戦負けなしと好スタートに成功。その後は主力選手の相次ぐ負傷離脱もあり、やや失速したものの、ここまで25試合で勝ち点「47」を積み上げ5位につけている。そんな同クラブは、今シーズン終了後の夏の移籍市場で攻撃陣を拡充したいと考えており、現在は2選手の動向を注視しているという。

1人目はクリスタル・パレスで「10番」を背負うイングランド代表MFエベレチ・エゼ。中盤の攻撃的ポジションを主戦場とする25歳は、アーセナルやフルアム、ミルウォール、レディングの下部組織を経て、2016年にクイーンズ・パーク・レンジャーズでプロデビューを果たした。2020年夏に加入したクリスタル・パレスではここまで公式戦通算113試合に出場し、20ゴール14アシストをマークしている。

2人目はウルヴァーハンプトン(ウルブス)でウイング(WG)を主戦場に活躍しているポルトガル代表FWペドロ・ネト。現在23歳の同選手は母国の名門ブラガでプロデビューを飾り、ラツィオでのプレーを経て、2019年夏にウルブスへ加入した。同クラブではここまで公式戦通算132試合に出場し14ゴール24アシストをマーク。在籍4年目の今シーズンもブラジル代表FWマテウス・クーニャらと共にチームの攻撃を牽引している。

両選手ともにポステコグルー監督が求める選手像と合致しているため、トッテナムは夏の移籍市場でのオファー提示を本格的に検討している模様。しかし、エゼについてはマンチェスター・シティ、ネトについてはアーセナルからの関心も噂されているため、獲得を巡り争奪戦が勃発する可能性も低くはないようだ。なお、両選手ともに所属クラブで主力選手として活躍しているため、移籍金もある程度高額になることが予想されている。

昨年夏に獲得したイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオやオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、イングランド代表MFジェームズ・マディソンらは既にチームの主軸に定着。今夏の移籍市場でも即戦力を補強することができるだろうか。

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