マイケル・ファスベンダー、ジョージ・クルーニー製作のスパイドラマに出演か

『X-MEN』シリーズで若年期のマグニートーを演じ、『プロメテウス』シリーズのデヴィッド役でも知られるマイケル・ファスベンダーが、ジョージ・クルーニーが指揮を執るスパイスリラードラマ『The Department(原題)』に出演交渉中だと報じられた。

【関連記事】『ウォーキング・デッド』『SHERLOCK』『ダウントン・アビー』のあの人も!『名探偵ポワロ』に実は出ていたスターたち【前編】

フランス発スリラーをリメイク

米Varietyによると、この春にロンドンで撮影開始予定の『The Department』は、フランスの人気スパイドラマ『Le Bureau des Légendes(原題)』をもとにした作品となり、すでに米Showtimeでシリーズ化が決定している。現時点で、アメリカ版の時代設定やプロットなどは明かされていない。

オリジナル版の主人公は、フランス秘密情報部(DGSE)の諜報員で、ダマスカスでの6年間の任務を終えて本拠地へ戻ったギョーム・ドゥバイリー。ポール・ルフェーブル/マロトゥルという偽名で任務に当たっていたギョームは、別のアイデンティティと、シリア人女性との禁断の関係を手放そうと苦心するうちに、自分がDGSEとCIAで二重の駆け引きに関わっていることに気づく──。

フランスの有料チャンネル Canal+で放送されたフランス版は、諜報員の心理を巧みに描き、時事問題や国際的な場所に関する地政学的な問題を盛り込んだことにより大ヒット。2015年から5シーズンにわたって続いた。

ギョーム役で主演したのは、『アメリ』や『ミュンヘン』に出演するほか、ヴィン・ディーゼル主演のSFアクション映画『バビロン A.D.』や『ゴシカ』で監督を務め、ハリウッドでも活躍するマチュー・カソヴィッツ。『哀しみのスパイ』や『メビウス』で監督・脚本を担ったエリック・ロシャンが指揮を執った。

アメリカ版のプロデューサーを務めるのは、ジョージ・クルーニーのほか、彼と『アルゴ』『マネーモンスター』といった数々の作品で組んできたグラント・ヘスロヴ。製作総指揮に名を連ねるのは、デヴィッド・グラッサー(『イエローストーン』)、ロン・バークル(『特殊作戦部隊:ライオネス』)、アレックス・バーガー(『コバート・アフェア』)など。

現時点では、ジョージが出演するのかどうかは不明。マイケルの交渉が締結してジョージが出演することになった場合、2大ハリウッドスターの初共演となる。

マイケルは2019年に公開された『X-MEN:ダーク・フェニックス』以来、4年ほどスクリーンから遠ざかっていたが、2023年に配信開始となったデヴィッド・フィンチャー監督のNetflix映画『ザ・キラー』で俳優業にカムバック。現在は『ネクスト・ゴール・ウィンズ』が日本で公開中だ。スティーヴン・ソダーバーグ監督のスリラー映画『Black Bag(原題)』をはじめとする新作4本が待機している。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

© 株式会社ナノ・アソシエーション