アイドルグループ・日向坂46の展覧会『WE R!』が3月1日～5月19日まで東京・六本木ミュージアムで開催される。コンセプトは「メンバーとともに彼女たちの歴史を歩く」で、クリエイティブディレクターを本信光理氏が務める。
本イベントは、前身グループ「けやき坂46（ひらがなけやき）」から日向坂46へと改名して5周年を迎える同グループ初の展覧会。メンバーの等身大パネル約120体が並べられた会場には、2015年に始まったグループの歴史を紐解く第1章から第6章までのブースが設置され、グループの歴史はもちろん、各時代のMV撮影で使われた小物やコンテ、写真、衣装など、メンバーゆかりの展示物が並べられている。
第1章は「突然の旅人」（2015年11月～2017年9月）と題し、けやき坂46時代がクローズアップされている。第2章は2018年1月に行われた武道館スリーデイズ公演にスポットを当てた「向かい風の挑戦者」（2017年9月～2019年2月）で、第3章は「上昇気流の少女たち」（2019年2月～2020年2月）と題し日向坂46へと改名し、「キュン」をリリースした時代を取り上げる。ここではレコード大賞優秀作品賞の盾などを見ることができる。
第4章「頂きのヒル・クライマー」（2020年3月～2022年3月）では、コロナ禍のグループの活動にスポットが当たる。第5章は「未来を見つけに行く人」（2022年4月～2023年10月）で、四期生加入後のグループ活動やテレビ番組『日向坂で会いましょう』で作られた思い出の品々を見ることができる。 第6章「日向坂46 」（2023年11月～2024年4月）では「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」と「Happy Train Tour 2023」の展示品とともに、現在のグループの姿などが紹介される。
日向坂46は秋元康が総合プロデュースし、2015年に長濱ねる1名による「けやき坂 46」として誕生。翌年、オーディションにより11名が新加入し、長濱ねるを加えた12 名でひらがなけやきとしての活動をスタートさせる。2017年に6都市8公演のツアーを行い、2018年に欅坂46の代理で日本武道館3days公演を実現するなど一気にスターグループの道を歩み始める。この時期にグループ初の単独アルバム「走り出す瞬間」もリリースされた。
2019年に日向坂46へとグループ名が変更され、改名後初のシングル「キュン」がリリースされ、その年の紅白歌合戦への初出場が実現した。2020年の4th シングル「ソンナコ トナイヨ」で1stシングルから4作連続初週40万枚超えの大記録を達成し、これは5thシングル「君しか勝たん」、6thシングル「ってか」以降現在まで記録を更新し続けている。2022年にコロナで延期されていたグループ初の東京ドーム公演を行い、2ndアルバム「脈打つ感情」を発売した。今年4月に2年連続の横浜スタジアムでのライブを予定しており、本展覧会を弾みにしたい。
会場にはショップはもちろん、グループにちなんだメニューの用意されたカフェも併設されている。（了）
