さとうほなみ&三浦理奈、山下敦弘監督作『水深ゼロメートルから』出演 特報&ポスターも

山下敦弘監督作『水深ゼロメートルから』の新キャストが発表され、特報映像とポスタービジュアルが公開された。

本作は、2020年に公開された城定秀夫監督作『アルプススタンドのはしの方』に続く「高校演劇リブート企画」第2弾となる作品。原作は、2019年第44回四国地区高等学校演劇研究大会で「文部科学大臣賞(最優秀賞)」を受賞した徳島市立高等学校・中田夢花による『水深ゼロメートルから』。夏休み、特別補習としてプール掃除を指示された高校2年生たちのさまざまな思いが交錯していく模様が描かれる。

これまで、濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれの4名の出演が発表されていた。新たに発表されたキャストは2名。高校の体育教師・山本を、ほな・いこか名義でゲスの極み乙女のドラマーとしても活動しているさとうほなみが演じ、野球部のマネージャー・リンカ役を「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で審査員特別賞を受賞した三浦理奈が担当する。

公開された特報映像は、水のないプールで砂を掃き始める姿に始まり、それぞれに悩みを抱えつつも前に進もうとする登場人物たちの姿が映し出されている。

あわせて公開されたポスタービジュアルには、「このプールの底から、本当の「私」がはじまる」というキャッチコピーとともに、ココロ(濵尾咲綺)、ミク(仲吉玲亜)、チヅル(清田みくり)、ユイ(花岡すみれ)がそれぞれにメイク道具やモップを持ちながら凛々しく佇む姿が描かれている。

また、映画のスペシャルサポーターを募集するクラウドファンディングがMotion Galleryにて開始されることも発表された。コースは全5種あり、実際の映画撮影で使われた砂を使用したグッズや、劇中と同デザインの帽子やTシャツ、エンドロールにおけるクレジット掲載など、スペシャルサポーター向けならではの作品に近いリターンが用意されている。

なお、本作は、3月に開催される「第19回 大阪アジアン映画祭」にてワールドプレミア上映が実施さえる予定。本作の上映は3月4日と3月7日の2回行われ、7日には山下監督によるトークショーも予定されている。

コメント
●さとうほなみ(山本役)
今回、高校教師という役どころで、わたしももちろん経験のある女子高生時代。生徒たちの気持ちは分かるはずなのに、寄り添っているはずなのに、作中こんなに嫌われていたのは初めての経験でした。 山下監督の芝居への想いや取り組みに感動しつつ、登場する女子高生ちゃんたちの心の揺れを、ぜひ楽しんでいただければと思います。

●三浦理奈(リンカ役)
出演が決まった時は、野球部のマネージャーを経験した事がなかったので、役で演じられる事が楽しみだなと思いました。
その中で、りんかという女の子は野球部にも面接で受かって入部しているなど、周りの子達よりもワンランク上の存在なので自分の中で”ワンランク上の女の子”を想像して役作りをしました。
2日間という短い撮影期間でしたが楽しかったです!

(文=リアルサウンド編集部)

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