離島を自宅として届け出も市内のマンションからたびたび登庁… 市議が「交通費」の“過大受給” 返納の可能性は「わからない」

愛媛県松山市議会の松本博和議員が「交通費」を過大に受け取っていたとされる問題で、市議会の政治倫理検討協議会が1日に開かれ、議員から聞き取りが行われました。

自民党松山市議団の代表を務める松本博和議員は、離島の中島を自宅住所として届け出て、市議会までの「交通費」として支払われる「費用弁償」を受け取っていますが、実際には、たびたび松山市美沢のマンションから登庁していました。

これを受け、市議会の政治倫理検討協議会が1日、非公開で行われました。

出席した議員によりますと、議会事務局側から、自宅とは別の住居から議会への交通費を支払うことができるという解釈が示されたということです。

(吉冨 健一副議長)
「議会事務局の解釈としては、通常届け出としては当然住民票のある住所、これまでは。ただ、費用弁償ということを考えると、議会に定例会で登庁する日に議場に通う住居であればいいのではないか」

(松本 博和議員)
「とにかく全ての議員に合うような形作っていってもらええたらなと」
(記者)
「過去の分について返納する可能性はあるか?」
(松本議員)
「分かりません。僕は本当に不正受給していたつもりは無いので。全力で不信感は解いていきたいと」
「市民が分かっていない部分もあるんじゃないかと思うので、そこら辺も分かりやすく説明していきたい」

渡部克彦議長は、週明けに全員協議会を開き、費用弁償制度のあり方について検討を始める意向を示しました。

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