立民・山井氏、約3時間演説 衆院最長、議事遅らせる戦術

衆院本会議で、解任決議案の趣旨弁明演説に臨む立憲民主党の山井和則国対筆頭副委員長=1日午後

 立憲民主党の山井和則国対筆頭副委員長は1日の衆院本会議で、小野寺五典衆院予算委員長に対する解任決議案の趣旨弁明演説を2時間54分行った。議事進行を遅らせる「フィリバスター」と呼ばれる戦術で、衆院では記録が残る1972年以降で最長となる。2024年度予算案の1日採決を職権で決めた小野寺氏の運営を「裏金問題隠し、裏金問題幕引きのそしりも免れない」と断じた。

 演壇上で紙袋から大量の資料とファイルを取り出した山井氏は、午後1時15分に演説を開始。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に触れ「自民は裏金、脱税問題に対する国民の怒りを分かっていないから強行採決する」などと批判した。

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