島根県のごく普通の民家に1万人の来客が…水木しげるや有名芸能人も訪れるきっかけとなった32年前の出来事とは

2月29日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』で家主が「人生が変わった」という家が紹介された。

佐藤二朗と瀧本美織が出演する映画『変な家』とのコラボ問題として、原作者の覆面作家・雨穴(うけつ)が出題したのは、島根県美保関町にある、一軒の民家だった。

スタッフがその民家を訪れると、玄関には落語家の笑福亭鶴瓶やタレントの所ジョージ、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆らのサイン色紙が並べられていた。どうやら多くの有名人が訪れた家らしい。そしてこの家の間取り図には1階と2階の同じ位置に黒いギザギザマークが。実はこのギザギザマークが住人の人生を大きく変えてしまったという。

先ほどのサイン色紙の芸能人たちも、このマークの正体を見るためにこの家を訪れたとのこと。早速その部屋へと案内してもらうが、床には特におかしな部分はない様子。実はこの間取り図は32年前のもので、現在はそのマークの原因となった部分は見られないようになっていた。

しかしマークの位置の天井を見上げると、そこには大きな穴が空いている。穴の理由を住人の松本さんは「“開けた”んじゃなくて、“穴が開いた”んです」と語る。この穴を見るために約1万人の人がやってきたのだとか。

ギザギザマークの正体について、MCのお笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎は人生が激変したという話から「あそこ掘ったら石油がドバドバ出てきた?」と予想。対して俳優の石原良純は「隕石(いんせき)が落ちてきた」と予想し、この答えには佐藤や瀧本、同じくゲストでタレントのアン ミカも「ええっ?」と驚いた様子。

正解VTRで、スタッフは天井の穴の中をライトで照らしてみる。すると梁の部分に“1992.12.10 21時 落下跡”という文字が書かれていた。当時の様子を「大変だった」と語る松本さん。正解は石原の予想通り「隕石の落下跡」だった。

民家に隕石が落下したというニュースは全国に駆け巡り、松本さんのこの家には訪問客が殺到。先ほどのサイン色紙の芸能人のほかにも、漫画家の水木しげるや、双子のおばあちゃんとして日本中の人気者だったきんさん・ぎんさん姉妹も訪れたという。こうしてたくさんの人に出会えたことが「私の財産」と松本さんは語った。ちなみに落下した隕石は現在町の施設に展示されており、売るとしたら数億円の価値になるという。

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写真提供:(C)YTV

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