インフルエンザ A型に代わりB型が流行 2回かかる可能性もあり感染対策徹底を

宮城県ではインフルエンザの感染者数が2週連続で減少しましたが、警報は継続して出されています。インフルエンザの感染は前年多かったA型に代わりB型が流行していて、今シーズン既にインフルエンザにかかった人も再びかかる恐れがあります。感染対策の徹底が必要です。

仙台市青葉区の「わむらこどもクリニックです。発熱や鼻水などの症状を訴える患者が多く訪れていました。インフルエンザB型の感染が拡大しているといいます。

かわむらこどもクリニック川村和久医師「2月下旬からはインフルエンザはほぼB型と言っていいくらいです」

インフルエンザは今シーズン2回のピークがあり、最初に訪れた12月のピークではA型が9割以上を占めていましたが、1月以降の2度目のピークはB型が6割以上を占めています。

一度A型に感染して免疫があっても、B型に対応する免疫は無く1シーズンに2回かかる患者もいます。

かわむらこどもクリニック川村和久医師「A型2回、B型1回かかった患者もいる。ウイルスは一緒ですけど親戚みたいなものなので、片方にかかれば片方の免疫ができることはないですから」

A型とB型は高熱や関節痛など基本的な症状は同じですが、A型がせきや鼻水など呼吸器系の症状がみられるのに対し、B型では嘔吐や下痢など消化器系の症状が見られるということです。

かわむらこどもクリニック川村和久医師「インフルエンザは空気を通して感染するので、マスクをするとか状況に応じて感染対策が必要」

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