栃木県立高の全日制58校、定時制7校の卒業式が1日、各校で行われ、計約1万1千人が巣立った。昨年度に共学校となった足利高は旧足利高の現校舎で最後の式となり、普通科の316人が卒業証書を受け取った。
卒業生たちは旧足利高と旧足利女子高の最後の入学生。卒業証書を手に、学びやを背景に記念撮影するなどして笑顔を見せた。新校舎は足利市有楽町の旧足利女子高、旧市民会館両跡地で建設が進んでおり、今秋に利用開始する予定。
式で卒業生代表の石川凛果(いしかわりんか)さん(18)は「黒と紺の2色のタイを結ぶのも、金色の学ランのボタンを留めるのも、私たちで最後。仲間らと足利高で出会い、巣立てることを誇りに思う」と答辞を述べた。
県教委によると、一部の定時制や通信制、特別支援学校などの卒業式は、3日以降に順次行われる。