どんな環境にも存在する”暗黙のルール”について考える

女装パフォーマーのブルボンヌと、伝統芸能研究家の重藤暁を迎えた3月1日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
「きょうのクリエイティブ」では「”暗黙のルール”をクリエイティブ」というテーマでお届けした。

1月に行われた卓球世界選手権・団体戦の女子1次リーグ。日本代表が南アフリカ代表との第1セットを11対0の完封で下したことがインターネット上で話題に。

実は、卓球界には完封をマナー違反とする”暗黙のルール”があり、この日本代表の試合が賛否分かれ議論された。

このように、業界や会社・家庭などにある明言されていない規則やルールには「なんでそれを守らなきゃいけないの?」というものも数多く存在する。

西川あやの「どうでしょう?みなさんの業界にある”暗黙のルール”は」

ブルボンヌ「そういえば毎年、女装紅白歌合戦とかをやってる新宿二丁目のクラブも、そのときって明らかに年長者が奥に座り、手前は若い子なんだよね。あんなにおちゃらけた世界ですら、なんとなく楽屋の”年長者いいところルール”って自然とやるのが人なのか日本人なのかわからないけど、そうなんだなって思うよね」

西川「伝統芸能業界は、すごいあるんじゃないですか?」

重藤「まぁ伝統芸能は楽屋のマナーがめちゃめちゃ決まってますよね。座る場所から、お弁当を食べる順番から。たとえば先輩が『んんっ!』って言って、鼻をかもうとしたら一番下の人がすぐさまゴミ箱を取りに行く」

ブルボンヌ「えっ!?『んんっ!』って言うと!?」

重藤「”ゴミ箱ビーチフラッグ”が行われるんですよ」

ブルボンヌ「単にちょっとエヘン虫なだけで『んんっ!』って言ってもすぐゴミ箱きちゃうの?」

重藤「ゴミ箱を確認しに行く人と、2枚目のティッシュを持ちに行く人がパパパっと」

西川「それ、こないだやっていただいたんだけど。池袋演芸場で」

ブルボンヌ「持ってきてくれたの?」

西川「前座さんが2人いらっしゃって。わたしは楽屋のティッシュ使ってないですよ?ティッシュが箱であったけど、自分のポケットティッシュで花粉症だから鼻かんだら、すっと小箱のようなゴミ箱を出してくださって。『これかぁ〜!!』と思いました」

重藤「これですよぉ」

ブルボンヌ「すべての場所に行き渡ってるんだね、そういうの」

さらに、暗黙のルールとマナーの違いや、エスカレーターの暗黙のルールなどについても話した。

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